君と私を繋ぐ糸は
今にも擦り切れそうで

私はそっとそっと
手繰り寄せようとする

力を入れられず
臆病になり過ぎて

切れたのに気づかないかもしれない

無理に引き寄せたら
きっと切れる


私達‥
まだ繋ってる？

私を動かすもの

私を乱すもの

私を造る細胞のひとつひとつが

息を吹き返したようにざわめき出す

‥愛しい‥

‥愛しい‥

‥愛しい‥

それ以外の表現なんて

できない‥

同じ空の下に生まれ合えた

それだけでも幸せを感じる‥

まだこんなにも

君が好き‥

これ以上を望んでもいいの？

私のこの想い

空に解き放つことができたなら

君に届くでしょうか

『会うとか特に考えてないので‥』

‥そっか。

どうしても

どうしても


だめですか？

君を
失うということは

自分を
失うということ

君は
私無しで生きていけるのね

そして

知らずに私を殺すのね


私は私を失う寸前

久しぶりの

君の言葉は


冷めていた


再び私の心を

　乱して

　壊して

去って行くのね

『好き』を

『逢いたい』と
『寂しい』で
表現してきた

それさえも
禁じられた私は

どうやって
『好き』を
伝えよう

初めての会話
つい早口になってしまうのは
照れ隠しだと気づかなかった君と私

遠いあの日‥

誰か
壊して下さい

私を
あの人への想いも
一緒に

壊して

壊して

壊して

例え
廃になっても
残るのかな‥

捨てることも
壊すことも

無理なら‥

‥私は‥

『欲しい‥』

という気持ちが
汚していた想い出達

私は取り戻したよ

愛してくれて
ありがとう

今はもう
伝わらなくても

愛してくれなくても
いい


‥愛してますから‥