詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
夢でも
私を泣かせるのね‥
せめて夢では
笑っていたかったのに
いじめないで‥
いじめないで?
優しくしてよぉ‥
目が覚めても
枕が濡れてるの
頬に涙が残ってるの
お願いだから
夢では
幸せでいさせて‥?
君の隣で
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いつまでたっても
私は
君以外の人の妻
君は
私は
互いを
ただ好きで
好きで
それだけだったのに
恋人達が持つ
当たり前の感情
『一緒に居たい』
そう思ったから
終わりを迎えた
モラルを
越えられないから
モラルを
越えない勇気が
あったから
終わりを選びました
何が何でも
ふたりでいることを
貫ける力‥
欲しかったな‥
いつまでもたっても
私は
君以外の人の妻
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君とは
違う人の手で
悦びの声を上げる
鳴いても
泣いても
届かない‥
『一瞬でも
君を忘れたい』
『何も考えない』
そう決めて
抱かれても
君に向かう声
さらに高らかに
響いていくの
この
閉ざされた
部屋の中でだけ
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ずっと
ずっと前に
お気に入りだった
シャンプー
何気なく
買ってみた
変わらない香りが
思い出を連れてきた
白い上着と
膝丈黒スカートの私
黒板を背景に
たくさんの机と
白黒服の集団に
ひとり対峙する
あの人を
追いかけてたっけ
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君が
離れてしまってから
たくさんの夜を
過ごしました
あと
幾つの夜を越えたら
涙する私と
サヨナラ出来るの?
君が
隣にいなくても
平気でいられますように‥
そんな夜明けを
願って
幾つもの涙
この胸に
沈み込んで行くまで
静かに見送ろう
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〜昼下がり〜
小さな鍋に
甘く苦い香り
傍らの君!
指を入れたら
火傷するよ?
あ‥!
後ろから
まとわりつかないの!
カタチにした
甘き想い
ちゃんと
あげるから
大人しく
待ってて?
お返しは
チョコレート味の
柔らかな唇で
甘く長い口づけを
ちょうだいね?
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残り香も消えた
冷えたベット
傍らの
置き去りの香水
ひとふき
脳裏に
あなたが浮かんでも
何かが足りない
香水は
その人が持つ香りと
混じり合って
独特な
香を放つという
香りをまとう
あなたもいいけど
素なあなたの
香りが好き
今夜は
もう片方の香を
望みながら
この
横文字の香りに
抱かれて眠ろう