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瑠璃の部屋  〜 新着順表示 〜


[156] rockな女
詩人:瑠璃 [投票][編集]


『〇〇に縦ノリは似合わない!』

そうだね

あれは
静かなる音楽を
好んだ私が
rockに
興味持ち始めた頃


『僕の上で縦ノリしてよ?』

‥君は乗せてくれなかったじゃない?


私は変わったのよ?
私は
rockに傾倒する女に
なったのよ?

腰ではなく
頭を
腕を振るわ

君の知る私は
変わったのよ

私の知る君も
変わったのでしょうね


2005/02/11 (Fri)

[155] 写真立て
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何も語らない
写真たての中のあなた
目線はどこに?
やさしく微笑んでいる

どんなに話かけても
何も語ってくれない
答えてくれない

そんな時はそっと
写真に触れてみる
抱きしめてみる

すると

あの時感じたぬくもりが戻ってくるようで

私の問いかけに答えてくれるようで

写真に見つめられる
そして
見つめ返す
時間が止まる
すべてが止まる


ほんの一瞬‥


問いかけは
消化不良で心をつまらせる

遠い記憶もぬくもりも
消えないままどこかで
つまっている

『いつまでも思い出にしたくない‥』

そう思いながら手放さない写真

本当はずっと閉じこめておきたいんだ

あなたの思い出を
あなたの面影を
ずっと写真立ての
枠の中に

2005/02/11 (Fri)

[154] 時の魔法
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泣き止まない心を
包んであげよう

愛した人を
忘れる必要はない

あなたには
未来へと流れる
時間が必要なだけ

失った時を
望むことなくなるまで


2005/02/11 (Fri)

[153] リキュール
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リキュールを
注がれたグラス


透明な塊は
甘い痛みを伴って
静かに
溶け合ってゆく


一気に
飲み干されたグラス‥
残された塊は
共に傷付き
傷付け合うかのように
さらに溶け合い

甘さを無くして
カタチも
無くしました


甘いまま
ひとつに
なりたかったね‥


2005/02/10 (Thu)

[152] LIVE
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あなたは今
ライブという
特別な空間にいる

どうあがいても
あなたに
逢えない私は
ライブ空間にいる
すべての人に
嫉妬する

一体一の
結びつき以外に
ひとつになれるコトってそうはないでしょ?


2005/02/10 (Thu)

[151] 身代わり
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誰かを抱くとき

私を

思い出したりしない

君は

そう言ったけど

きっと思い出してる


私は

あの人に抱かれる

いつも

君を想いながら‥

2005/02/10 (Thu)

[150] 
詩人:瑠璃 [投票][編集]

楽しかった
満ち足りた
君との記憶

断ち切れぬ想いが
心を突き刺す、
刃へと変える


その刃は
私を苦しめるには
充分過ぎるほど
研ぎ澄まされている


君との記憶は
生きる力に変えよう

そう
思ったはずなのに


刃となった
君との記憶‥

消せないのなら

その刃で
息の根を
止めて欲しいのです

2005/03/05 (Sat)

[149] 君の好きな歌
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君が
好きだと言った歌
私も大好きな歌

今でも好きですか?

初めの音を
聴いた瞬間
ココが
胸の真ん中が
ぎゅっとなるよ

あまり
聴けなくなっちゃったな‥

君が
好きだと言った歌
私も大好きな歌

君を
浮かべること無く
聴ける日は

もうこない‥


2005/02/09 (Wed)

[148] 
詩人:瑠璃 [投票][編集]


鬱になりがちな
雨の日だけど
素敵な雨の歌を
君と私は
知っている

だから
雨の日も
微笑んでいられる

駆け込んだ軒先
灰色の雲から
降り注ぐ雨を
見上げるのにも飽きたね
さぁ
私達は
手と手を繋いで
余った手を額に当てて

雨のトンネル
くぐろうか


2005/02/09 (Wed)

[147] 花の香
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深い夕日色
長い髪のあなた

ふわり

甘い香りがする


心くすぐる香りが
私を惑わせて

ふらり

足が
香りの元に向かう


突然
腕を掴んで

抱き寄せてくれた
あなた

ナイフを入れた
オレンジと
沈丁花の香り‥

私はもう
此処から動けない


2005/02/08 (Tue)
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