天空をかすめる
煌めきは
儚き光

願いごとを３回、
なんて言えないから
君の名前を
つぶやいた


『‥‥‥』


そのヒトコトで
全ての願いと想いが
こぼれ落ちる


願い‥
叶いますか？


君にも
見えましたか？

流れる想いが

『好き』だけに
溺れる時間は短くて

『好き』に
不安と
驕りも生まれたから

駆け引きしてみた

そんなの
必要ないくらい
『好き』だけを
貫きたかった

何も
見たくはなかった

『好き』だけの
気持ちでいられるのは
ほんのひととき

そのひとときを
刹那と呼ぼう

とても
とても
幸せな時間でした

離れるなら
どうして
出逢ったのかな

今の私に
残されたのは

君の笑顔の残像

私を支え続ける
君のあの言葉

愛する気持ち

君がいない寂しさ


私は君に
何を残せたでしょうか

時々‥
寂しくて
恋しくて
気持ちの温度が
上がる

もう求めないって
決めたのに

君恋しさに
つぶれそうに
なりながら

冷めるのを
待つしかないのかな

傷付けたくて
出逢ったわけではないのに

傍にいるために
何もできない君は
自らを責めた

『僕が大人でもっと早く出逢えてたら‥‥』

そんな君の
哀しくも
嬉しい気持ち‥


忘れないから


どれほどの
傷だったのかは
今となっては
知る由もない

『ごめんね』
も言えない距離だけど

今でも
好きでたまんないよ

君の傷の深さは
私への愛の深さ

私の愛の深さは
私の罪の深さ

寄り添ってるつもりが
寄りかかって
重荷になる‥

そんな
『好き』なら
早く気付いて

手遅れにならないうちに

自分を捨て去り
自分を忘れて


君自身になってしまいたい‥


そう思うほどの気持ちだった

君を
ただ好きでいさせて

拒まれることがない
幸せな片想い

受け入れられることも
ない
辛い片想いだけど

求めないなら
幸せな想いで
いられるから

ずっと好きでいるね

私は
枯れない花

愛色‥
哀色‥
嬉色‥
恋色‥

花は自らを
染め上げる


今は
幸せを願って
あなたに散る

あなたには
見えなくても
触れられなくても

願いよ届け、と
ひたすら
あなたに向かって
降り注ぐ‥‥

あなたを想う強さで
ずっと輝ける
独りでも
寂しくない

そんな花