詩人:鰐句 蘭丸 | [投票][編集] |
屋根の上の猫は伸びをして
瞬く星空 帚星
まばたきで追う 流れ星
ガッコのセンセの教えは二束三文
彼女怒らせて呼ぶよエクソシスト
彼女は僕に言うよ目くそ鼻くそ
麗しき時代のいにしえの蒔絵
惨憺たる現代地獄絵巻
飼い犬のタロは「早く人間になりたいなぁ ご主人様の赤ちゃんに お手 を教えてあげなきゃね」
屋根の上の猫はまた伸びをして
瞬く星空 帚星
まばたきで追う 流れ星
屋根の上の猫はまた伸びをして
こう言うよ
「みぃんな猫ならいいのに にゃ」
にゃ〜♪
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プライドはありません
バカだから
プライドはありません
アホだから
プライドはありません
クズだから
プライドはありません
NO NEED!
それでも 俺を意識しちゃう君はカワイ〜イ♪ カワユ〜イ♪
どしても 気になる俺をイジる君はプリチ〜♪ とてもプリチ〜♪
プライドの無い俺が好きなのね
頭悪い俺が好きなのね
しょうがないね 君も 君も
他愛ないね 君も 君も
う〜♪
うっ…♪
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別れを告げた
胸が 苦しくなった
別れを告げた
胸が 胸が 苦しくなった
別れを告げた
全身が 締め付けられてる気がする
別れを告げた
本当は 君とずっと このままでいたかった
別れを告げた
胸が苦しい
別れを告げた
胸が苦しい
別れ
胸が苦しいよ
胸が苦しい
引き裂かれそうなこの苦しみ
君が好きだ
君が好きなんだ
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晴れのち詩人 ところにより雨時々歌人 そんな パートタイムポエマー でいたいよ
書斎や部屋にこもっちゃって パソコン 資料 原稿用紙に囲まれて 言の葉紡ぐのも 悦に入ってそこはかとない趣も生むけれど
俺は野っ原 川縁 真砂のうえに寝っ転がって 尻もちついて 空の下思ったまんまケータイにぽちぽち描いて飛ばすんだ
雨が降り出したら あまやどり駆け込んで 雨を歌う
晴れのち詩人 ところにより雨時々歌人です
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ほしいものとてにいれられるもの
ほしいものはいつでも 胸の中にあって 願わなきゃ 願うだけじゃ 手にいれられないことも知ってる
手にいれられたものは時の経過でカタチもキモチも変わってしまう
人間のカタチやキモチと同じで 維持できない
希望と結果をいつも照らし合わせて
渇望 飽和 バランスの悪い天秤の上を行ったり来たり
そんな繰り返しを生き物の習慣と諦めにしてしまうのが嫌で 手の届かないもの 手に余るもの 器に入らないもの 夢に選択する
誰も認めなくても 自分はここに存在した
孤独な肯定を虚空の壁を相手に catch-ball
catch-ball
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「久しぶり〜ごめん返したいものあるからコンビニまで来て」
今 付き合ってる彼女から「絶対会わないで」と言われてる女の子からのメールが届いた
返したいもの…
CDくらいしか思いあたらない…
「久しぶり♪ わかった 待ってて〜」
絶対会わない って約束したのにな…
コンビニで女の子は先に来て待ってた
気まぐれで勇気をだして買ったという御自慢の真っ赤な車に乗って
俺は女の子の運転席側に俺の運転席が並ぶように車を止めた
女の子は窓を開けて微妙な笑顔を作ってた 俺は「元気〜?」と 声をかけた
「元気してましたよ〜ごめんなさい〜呼びだして〜」女の子はメールではサバサバしているのに 会って話すと猫のようにかわいく人なつこい
「はい まだ借りてたから〜」
やっぱりCDだった
「あ・だったね〜」と俺はわざとらしくもそう答えて 何か言いかけようとした時 俺のケータイに今付き合ってる彼女からのメール受信音が鳴った
俺は「あ・メール…」と言うよりしかなく ケータイを握ると 女の子は 「あ・それじゃあ〜」と言って 気まぐれで勇気をだして買った御自慢の真っ赤な車をゆっくり出しながら 俺をチラと見て2、3回手を振って帰って行った
俺は心の中で「女って勘がいいなぁ…」そう思いながらメールを見ると
「今なにしてますか?」
返事は家に帰ってからすることにした
コンビニの駐車場でわずか3分半程度のデートだった
あの子の顔が見れただけでも すごく すごく うれしかった
彼女のメールの返事は
「コンビニ行ってた〜どした〜?」
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明日には君が涙を拭くこの腕もこの胸も 君のものではなくなるけれど
明日には俺が口よせたその頬もそのくちびるも 俺のものではなくなるけれど
あの日の君の遙かな願いを俺は忘れない
のんびり屋でおっとりさんな君は俺の顔を見ずに横向いたまま
「20年後にあなたを ひとりじめ できたらいいな」
いますぐに欲しがったりしない 君らしい 遙かな願い
忘れられなくて ずっと覚えてる
君は覚えているのかな
覚えていたら ふたりの秘密だからね
明日はこの腕もこの胸も君のものではなくなるけれど
明日はその頬もそのくちびるも俺のものではなくなるけれど
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俺からの別れをあんなに拒んだあなたから
別れを切り出された
あなたとこの数年一緒に暮らして
辛いことも悲しいこともたくさんあって
でも同じ数 いや それ以上に楽しいこともたくさんあった
その たくさんの楽しかった思い出が
胸の中を悲しい音をたてて軋みながら
心を掻きむしります
こんな サヨナラを繰り返す俺とあなた二人には
同じ傷痕が二つ刻まれる
生涯 消えない 消せない傷痕
別れるのに
どうして二人は
出逢ってしまったのだろう
今日
離婚記念日
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君が作ってくれたチンチン弁当
いつも君は
「愛情た〜〜〜っぷりかけてレンジでチンチンしたからね♪」
と笑顔で言ってた
今 食べてるよ
あと何回食べられる?
君のお得意の愛情た〜〜〜っぷりチンチン弁当
ふりかけも海苔も梅干しも付いてない白ご飯
ケチャップの付いてないウィンナー
水分をたっぷり吸った揚げ春巻き
カピカピの唐揚げ
君が朝寝坊で慌てながらレンジをフル回転させてる光景が思い浮かぶ
そんなシチュエーションがスパイスになって
涙がでるほど
美味しいよ
あと何回食べられる?
いつも いつも ありがとうね
来月には居なくなってしまう君へ