詩人:鰐句 蘭丸 | [投票][編集] |
仕事の帰り間際のあなたからのLINEメッセージ
「アナタがいつか作って食べさせてくれたメニュー作ったよ」
そう 確かに俺が作りそうなメニュー
でも
俺は 一生懸命にそのメニューの材料と出来上がりを
どんなだったか 思い出そうとしていた
こんな 一生懸命思い出さないといけないほど
俺 そのメニュー作ったのかな
どうしても なんとなくの想像でしか出来上がりが思い浮かばず
帰宅して 食卓についた
目の前に出されて
材料も出来上がりも味も 想像通り
でも
俺 作ったことあったかな?
あなたに このメニュー食べさせてあげたの
俺でしたっけ
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自分にある程度の自信もあるのに
周りが気になる
自分に大きな間違いがあるわけでも無いのに
不安だ
誰か こっち見てる
誰か 俺のこと話してる
誰か 俺を誰かと比べてる
不安だ 不安だ 不安だ
合わせなきゃ
周りに合わせなきゃ
合わせなきゃ
やられる
なんだ
この世の中は
わかりあえない人間同士の坩堝
平穏とか幸せは
何を乗り越えたら
自分のものになるんですか?
何もかもが疑わしく
何もかもに安心できない
選挙に行くのも
足が重い
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なにがあったか知らないが
死んだらアカンやろ
かくいう俺も何度も死にたいと思ったけど
生きてるので 生きられてるから言う
なんで死んだバカヤロー
子供 まだ小学生じゃないか
今年の夏 通りかかった川で仲良く息子と魚釣りしてた
でっかいナマズを笑顔で見せてくれた
子煩悩で毎年の夏 子供と水遊びに出かける姿をよく見かけた
なにがあったの?
少し前に電話をくれて 仕事の話だけで終わって
俺はなんのチカラにもなれなかった
また 不意に電話かかってくるんじゃないか とも考える
でも 君が死んだのは事実
もう 届かないのだろうけど
死んだらダメだったよ
生きててほしかった
君に言えなかった 伝えなきゃならなかったことが
まだ 多くて
悔やまれる
冥福を祈ることしかできないのが
やりきれない
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一緒に食べようよ
カロリーとか気になくていいから
お酒呑んでるんだし
スナック菓子とか柿の種とか無くなって
冷蔵庫開けて 其処にあるのは
粗挽きウィンナーか魚肉ソーセージ
お弁当のおかず
「嗚呼っ…コレ食べたら明日のお弁当のおかず無いっ」…
大丈夫 明日日曜日
弁当いらない
オシ
さあ一緒に食べようか
真夜中のおつまみ
魚肉ソーセージ一本食い
(^0^)ウメー
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誰かの気持ちは解らない
計り 計らっても
「違えーし」
丁寧な心で あなたのことを思いました と伝えても
全部は伝わらない
「勝手に思っただけだろ」
確かに
「頼んでねーし」
確かに
「何様のつもり」
確かに
でも
まあ
それだけ 揚げ足とれる言葉思いつくなら
どんだけ思われてるかは
解っていそうで
こちらは
何よりだよ
思いは
見返り望んだとき
お仕着せになってしまう
また この思い
どこまで どこで
留めよう
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今日 バカ息子の学校の文化祭を観覧
バカ息子が通うカウンセリングの先生がわざわざバカ息子を見にきてくれていた
他にも先生自身の理由があって学校に来たようだった
バカ息子がカウンセリングを受け始めてまだ3、4ヶ月くらいなのに なんとも親身になってくださる先生だ
バカ息子とは言うが 学力は普通より良く真面目で大人しくとてつもなく優しい
隣に座って先生はやはり聞き上手なのか しゃべり下手な俺から 俺の子供のころから今までのこと 家庭環境 交際関係まで スルスルと聞き出した
そんな先生の手のひらで転がされ まだバカ息子が生まれる前に 俺自身が熱望していたあることを思い出した
悩む事が多く 友達も少なく 闇に紛れることの多かった二十歳代のころ 精神病院に行くべきだろうか ずっと悩んだ時期があった
そうだ
息子より先に 俺がカウンセリングを受けるべきだったんだ
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みてくれのわりにお人好し
最先端 流行は似合わない
生真面目だがおっちょこちょい
挨拶は出来るがおしゃべりは苦手
気まぐれに戯れると躓いては転び
泣きっ面に蜂
仕事に手は抜かないが
墓穴を掘って 盗人に追い銭
意地はあるが見栄は張れない
友人 知人にはこの上なく優しく
見返りは望まない
懐かしの歌に涙し
いつも笑ってる
心の中の悩み事は人知れず飲み込んで耐える
いつまで経っても
変われない
変わることを知らない
昭和人
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はじめて 愛したひとは
今も愛がある
はじめて 憎んだひとは
はじめて愛したひとだった
はじめて 殺したいと思ったひとは
はじめて愛したひとを奪ったひとだった
はじめて あきらめたとき
やっと もう一度 前を向けた
今日も はじめてで始まる
辛く 苦しいことも
嬉しく 楽しいことも
毎日 はじめて 始まる
はじめて
はじめまして
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ぐおー
情報社会の発展と利便性は相反してイライラするぞぉ
別れたアノヤローがなんで幸せなんだよ
許すかよ
誰が許すかよ俺を今でも苦しめ続けるアノヤローを
いや待て
許せないのはSNSだ!
俺とアノヤローを繋げんじゃねーよ
あークソ
アノヤローにも腹たつ
ちょっと待てよ…
もしかしたら
いや もしかしなくても
…俺が幸せなら
本当は良いはずなんだよね
思いつき 思いつきで綴る思いは
こんなだ
カタチにはならない
上手には伝えられない
ヘンテコな思い
あーあ
ダメな俺