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鰐句 蘭丸の部屋


[193] 空梅雨
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

悲しげでいて 涙を見せない そんな君のような
雨雲を淀ませながら 陽の明かりを湿った風景に漏らす空

別れを告げたのに
「何を言ってるのかわからない」
君はそう言って 少し笑って黙り続けた

でも それ以上 俺も君も話さなかったのは 二人はもう元には戻らないこと わかってたから

雨の降らない この空に あの日の君のこと 思い出した



2008/11/23 (Sun)

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