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鰐句 蘭丸の部屋


[293] 涙枕
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][得票][編集]

ほんの少し前まで

僕の枕のとなりに

君の枕があった

僕のとなりに君は居た





君が居なくなった後も

枕はとなりにおいておいた

それは

いつも

そうだったから





君が僕を必要としない未来を選んだんだと気づいたとき

君の枕は邪魔になった





人って勝手でしょ





要らなくなったら





要らないんだよ





僕の枕は…まだ涙の匂いがする





明日洗おう





過去も

記憶も洗い流して





サヨナラ言おう





2009/07/01 (Wed)

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