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鰐句 蘭丸の部屋


[334] 傷心の居場所
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

この季節になると やたら胸苦しくなって
この場所に誘われる

あの日みたいに 川岸にクリーム色の
ふわふわとした綿毛をつけた草が群なしてる

川の向こうに山並みが黒く映えて夕焼け空が余計に切なく浮かんでる


そうそう あの頃 別れてしまった かの人は 今幸せだろうか
余計なお世話な気さえするが やっぱり まだ心の中に居るんだな

たまに出勤時間にすれ違い
で見かけてしまう
けど

知らないふり してる

此処 に来て思い出すのは 今の人には内緒にして欲しい

約束だからな 夕焼けよ


2012/11/15 (Thu)

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