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鰐句 蘭丸の部屋


[342] the season in Xmas
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

南国と呼ばれる この土地にも あたりまえの冬がきて

田舎にも かかわらず 街は賑わい

早々と帰省した県外ナンバーの車で狭い国道が渋滞さながら

妻の運転する車の助手席でスマートフォンに届いをた会社からのメールを確認して返信…

返信中のスマートフォンを目の高さまで上げていて、スマートフォンの先の車のフロントガラスの向こうに

五年前に別れた 君の車と運転している 君

思わず妻の横で フリーズ

ハッとして 妻に悟られないように

スマートフォンをいつものようにエアコン吹き出し口にある カップホルダーに
そっと 置いた

あぁ 君は まだ ひとりなのかな

いや たまたま ひとりで運転していたのかもしれない


よけいなお世話をやいている





少し


ほんの少しだけど



君と過ごした Xmas を思った










2012/12/24 (Mon)

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