ホーム > 詩人の部屋 > 鰐句 蘭丸の部屋 > 何年も同じように繰り返す感情

鰐句 蘭丸の部屋


[383] 何年も同じように繰り返す感情
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]




なんか今年も「待ってました」とでも言いたげに

出勤 帰宅の運転中の車の少し開けた窓から

懐かしい風の匂い

この匂いを嗅ぐたび 幸せだった頃の記憶が蘇る



まるで 今 幸せじゃなさそうで

なんだ




こんな日は 仕事も私事も なにもかも

うまくいかない



読みたい本も用事も無いのに本屋で立ち読み

家に帰るのも

ダルい


帰らないわけにもいかず

帰宅までのわずかな時間の間だけ

思い出を頭のなか巡らす



2015/03/17 (Tue)

前頁] [鰐句 蘭丸の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -