なんか今年も「待ってました」とでも言いたげに出勤 帰宅の運転中の車の少し開けた窓から懐かしい風の匂いこの匂いを嗅ぐたび 幸せだった頃の記憶が蘇るまるで 今 幸せじゃなさそうでなんだこんな日は 仕事も私事も なにもかもうまくいかない読みたい本も用事も無いのに本屋で立ち読み家に帰るのもダルい帰らないわけにもいかず帰宅までのわずかな時間の間だけ思い出を頭のなか巡らす
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