詩人:鰐句 蘭丸 | [投票][編集] |
君を探してまたここに来た
ここにいるはずは無いのは間違いない
気がつけばここに来る
温暖低気圧が揃いも揃って台風三兄弟
週末の釣りの予定潰す気満々だな
君がいなくなったのはもう20年前になるね
噂では命を絶ったと聞く
本当は分からない
でも現実にもインターネットにも君の存在は無い
時々本気で君に助けを求める俺がいる
君が置いていった息子
これまで何度も行き場を無くして迷い続けた
その度に「君が居てくれたら」
でも全部俺ひとりで片付けた
でもやっぱり「君が居てくれたら」「君の息子も大人になったよ」
なんのわだかまりもなく見せてあげたい
君を探してここに来る
絶対いるはずは無いんだけどね
夕暮れの川の堤防の橋の下
軽トラの助手席にいつも積んでるPIGNOSEのギター
夕暮れに向かってクォーターチョーキングとピッキングハーモニクス