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鰐句 蘭丸の部屋


[59] さよならバス
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

君を 乗せて行ってしまうバスが到着して 自動ドアが開いて 次はバスが君を待っている
君は笑いながら 俺に バイバイをして ファッションショーのモデルなみのターンを決めて バスのステップをあがっていった 

車窓越しに君を見たとき あの モデルなみのターンを決める前に見せた笑顔は
笑顔は くしゃくしゃにした泣き顔の涙に 台無しになってた

窓際に座った君は 俺には顔を見せずに バスが 俺の目に小さく映るまで 君は君の膝とにらめっこ してたんだろうね 

ごめんね 君の涙さえ拭いてあげられなくて 
 

2003/11/05 (Wed)

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