詩人:ホワイト | [投票][編集] |
なんだか 暇だなぁ
って思ってたら
死んでて
>
なんで 浮いてんのかなぁ
って考えてたら
死んでた
>
なんで 皆と目があわないのかな
って考えてたら
死んでたんだ 俺。
>
気がついてから何時間たったのかな
死んでも変わんないんだな、暇なことは
でも
死んだら、何も出来なかった。
生きてた時、何も出来ないんだなって思ってた
決めつけてたけど
死んでからの方が何も出来なくなった
水を飲む事も
言葉をしゃべる事も
人から見られる事も 出来なくて…
あぁ、これが地獄なのかなぁ とか
思ってみたりしたけど時間のムダだった。(時間なんてカンケーないけど)
食べる事も必要ないし
しゃべることも必要ないときてる
俺、バカだけどこれだけは解る
これすらやらなくていいって言われて喜ぶわけないって事を……
‥気がついたら
自分の部屋でねてた。月曜の朝
いつもどおり母さんの声が聞こえる。 「ごはんよー」俺は階段をおりて、ここ何年か言ってなかった言葉を言ってみた
「おはよう」
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本当言うと
生きたかった
本当言うと
死は怖かった
ぼくは未知の世界に入り込んだんだよね
本当言うと
おとぎ話の星に囲まれたとこや天国じゃないんだ
でもね、ぼくは大丈夫だよ。
ダディー,マミー
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眠い
寝たい
ぼくは眠りにつきたい
寝てしまいたい
ねむい
ネムイ
眠い
眠りにつきたい
ぼくは眠りにつきたいのだ
ねかせてくれ
永遠に
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キタナイ
汚い
体が キタナイ
全身 汚されているようだ
血で 汚されている
頭皮から
肩から
背中も指も
ジワジワと感じるんだ
俺の身体が汚い, と。
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息をする……
日常的に
手を動かす……
日常的に
想う……
日常的に
感じる……
日常的に
死ぬ……
日常的に
こんなもんだろ
生き,死ぬことは
生きることが日常的なら
死ぬことも日常的だと受ける
死んだらなんて知らない
生きてその後はなんて知らない
知らないってのは同じだから
生きることも死ぬことも日常的な普通にことすませる行いだろう?
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人間は
TOPPINGされている
……華麗に
……髪で守られて
……眉で守られて
……爪で守られて
……皮膚で守られて
でも 中身は?
キタネェモンバカリ
―――………―――
人間…もはや…MEAT
喜べ!!
人間SLICEにしてやるよぉぉぉお
。
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ここに
水槽と金魚がいる
金魚は軽快に泳ぎ
ときに華麗にトぶ
そんな ある時 ある瞬間
一瞬にして水槽は
重力に逆らわず地へと向かっていった
水槽は壁として金魚に立ちはだかった
もう 水槽ではなくなった水槽に
金魚は何度もぶつかり
その 鱗は剥がれ
あの 美しい躰は パクリと割れ目をうみだす
もう 金魚は軽快に
泳ぐことはない