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ホワイトの部屋  〜 投稿順表示 〜


[21] 〜用のハンカチーフ
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ぼくはまた母からかりた女もののハンカチーフで汗をぬぐった

皆も汗をどかしながら待っている

ここは暑すぎる

あるものは煙草を吸い あるものは皆にジュースをふるまう
あるものは笑い
あるものは慰める


皆 同じ服で同じ時間を過ごし待っている


白い粉を
パラパラ撫でよう
あの人が望んだ事


白い粉を
サラサラと風と共に
あの人が生きる場所 ?




「皆さまお集まり下さい」


皆が集まって余計にベタつく


ギュウギュウにこの白い箱で待っている皆さまは滑稽で


白い粉になったあの人を手ですくってみた
すぐ後ろにいた母に怒られた



あんなに大きかったのに
こんなに小さくなって


この町一軒だけの小さなこの場所



スーパーなんてないのに
医者なんていないのに
この場所はある小さな町



うちわをぼくにも扇いでよ
ビールをぼくにもわけてよ
煙草なんて辞めろよ
赤ん坊の泣き声がイライラさせる
蝉、うるせぇよ!
おい!!笑うなよ!!


綺麗なハンカチーフは涙の為でなく 汗の粒の為になって吸収する





ここは蒸しすぎる









2006/08/04 (Fri)

[22] 8月3日
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あなたに逢いたい日。


あなたを抱きしめたい日。



今 ぼくはあなたに逢えない
特別な日。





あなたはどんな気持ちでこの日を迎えていますか?

2006/08/03 (Thu)

[23] 謎なぞ生物だぜ。
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時間を造ったのは人間なのに



時間を操れない人間



クギリを決めないと生きてゆけない知能の高い欲求不満生物





時間とは自然



時間を大切にと計画しても

自然を大切にしない人間

時間を忘れられないのに自然を忘れる





何がしたいんだ?人間。



何をしているんだ?人間。





2006/08/06 (Sun)

[24] 8月14日(終戦前日)
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僕はみたんだ

食べるものがなくて

大人のマネして

土の奥深くにあった根っこをくわえた

何もないから
アルバイトをしたよ

すごく体中が痛くなったのに一人分にもならない イモ二つ

そのアルバイトはカマを使って 言われたとおり穴に入れるんだ

カマって畑で使うものだとおもってた

人間にも使うんだね

カマ(名前があってるか分からないけど、柄が長いカマ)を部分に入れて 引きずって穴に放り投げるんだ(僕は力がないからすぐ近くまで引きずってく)

あんなに重いなんて知らなかったな

お父ちゃんと遊んでた時は軽く倒れたのに‥手加減してくれてたんだな。

あそこは裸足でなんて歩けないね

何度も
何度も

引きずるからさ
腐った破片が
道についちゃうんだもん

何度も
何度も

減ってくれない。物体

何体も
何体も


何個も
何個も

2006/10/01 (Sun)

[25] 俺の中の俺。驚け
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みなれ飽きたはずのオリオン座が綺麗にみえて

雲が鳥にみえた

飛行機が4つの昴にみえて

夜景が汚くみえた

月の輪郭を目に焼き付けて

俺も星になろう

なんて、ロマンチックに成れた久しの夜


俺を掻き乱す君のその力は凄いな


2007/02/12 (Mon)

[26] 誰の存在もしない部屋
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恋人と別れた

別に涙を流したいわけじゃない

毎日気持ちを堪えてるわけでもない

明日も仕事をして
買い物して
一人でワインをあける
そんな私のオスがいない時間を味わいながら
私だけのペースで過ごしはじめた木曜日

灰皿を手元におき

火をつける

ポゥと そいつを吸っていく

そして
綺麗に使っていた
一度も汚したことのない所に


火をおしつけてみる


気をつけて使っていた灰皿に跡がついた




2007/02/26 (Mon)

[27] TEL
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〜電話が苦手だった〜


〜今でも電話は苦手だ〜



― でも文字を送るだけでは我慢出来ない時がある ―


― あの人に繋がる音を聞きたい ―



〜出逢って、輪郭を愛しく撫でれないのならば〜




― 耳にはしる震えを下さい ―




― せめて声と会わせて下さい ―






2007/05/17 (Thu)

[28] 気付いた事
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僕は気付いた


人はなんにででも
死ねることを
(選択)

包丁でなくても

縄でなくても

傘でもいい

ペンでもいい

爪でもいい

かみでも

葉でも

言葉ない 言葉でも


……━━━━━━……


そして また気付く
似ているモノ
生きる
(選択)


似ているから…
‥すごく、近いモノだから
だからこそ…



2007/07/03 (Tue)

[29] 匣 ((グロイ))
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†産まれおちた刻






†SEX交遊してる刻










†死する刻







††コノ 三ヶ、ナニ ウカブ?††






2008/03/18 (Tue)

[30] 残香
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初めてあなたと出会って
恋をした


次にあなたの香りに

恋をした


あなたをいつも感じていたくなった


恋はいつでも即物的だ。



あなたの手に触れたくてあなたの顔を近くでみたい
あなたの体に触りたい
あなたの全てを知りたいの




四六時中あなたの事を考えていたら

あなたの香りが離さないでいた




いつも纏っているのは
あなたの香り
いつも感じているのは
あなたの香り
いつも守ってくれてるのは
あなたの香り



もうあなたの一部です
もうあなたが一部です




そんな残香を










どう忘れろというのですか

2010/02/07 (Sun)
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