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ホワイトの部屋


[1] ぬくもり
詩人:ホワイト [投票][編集]

あの人は最期に
少しの言葉を残して逝った

ー髪を切ろうかー

わたしたちはよく
互いの髪を切りあった

触れたいけど
照れくさい赤くなった顔をみられると恥ずかしいから 髪を切る


あの人をわたしの側に仕舞う

短い髪の束
手紙と声のテープ
カギにつけてたプレゼントのキーホルダー
若いときと金婚式の写真


毎朝 あの人の手を想いだす

2004/11/29 (Mon)

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