詩人:ホワイト | [投票][編集] |
淡い桜が咲き乱れる頃
竹藪へ入った
そこは
静かな空間
時折、
風が通ると
雨の音がキコエル
そこでみつけるのだちょっと
照れ屋な
ちょっと
控えめな
十二単をまとっている…
あと一センチ
あと一センチ
あと一センチの根
本音もこの一センチの根のように
ちょっと
照れ屋な
ちょっと
控えめな
あせったら本当の根っこが折れてしまう
そんな心をまとっているから
ホンネが言えないんだわ
傷つきやすいのね
手が痺れる
たかが一センチ
心がでない
たかが一センチ
壊せない壁
たかが一センチ
やっぱり
竹の子は 旨い
たかが一センチ
されど一センチ