詩人:ホワイト | [投票][編集] |
雨が降り
雨が止み
彼らは死ぬ
誰にも気づかれず
彼らだけで
死んでゆく
彼らがいなくなった後は
太陽の陽が
地上のモノにそそがれる
母さんは洗濯を干す
父さんはお気に入りのベンチでタバコをふかす
私は
悲しい
雨が止んでしまって
降り続けても
かなしいかもしれない
でも
雨が止んだ後
こんなにも陽が
強くならなくても‥
火は雨をよび
雨は太陽をよぶ
魔法のよう
どうして
そんな対照的なものがバトンを渡すかのように暮らしているのか
そして今日もまた
バトンを渡して逝った
だから あなたの為に私は奏でます