詩人:ジョーブ | [投票][編集] |
波打ち際にいるような感覚であり、
今、目の前のそこに沈みたいなと、
悲しみというものが、体内の内の内からそう、脳に命令するかのようだった。
私が一歩踏み出せば落ちてしまい、私は亡くなるんだなと考えた。
踏ん張って歯をくいしばり.涙をこらえて苦を我慢するのだが、
あの素晴らしき日々を思いだす一瞬に、愛しきあの人の顔を思い出してみては、自分の顔が一時(いっとき)優しくなる。
今...ねえ、さぁ。
何分間あの悲しみを我慢していたんだろうか、
波打ち際に運ばれた綺麗な貝殻(手紙)が見えるまでの時(とき)。
ふっといつもの自分の元気な顔になったのが、これ(手紙)。
意識が正常に働いたんだな、綺麗な貝殻(手紙)で、
貝殻(手紙)を見た時に、現実をしっかりと受け止められたからなのか、
しっかりと見れたのならばまた、
貴女に会いたくなった。
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運ばれる魂に瞳を奪われる様な、初めて見た深夜行路で、
1つ1つが泣き叫ぶ声を出して、私は眉間にシワをよせている。ここは夜なのか、
声を聞き、しばらくすると耐えきれない気持ちが目を閉じ耳をふさぐ行為となるが、なんだろうこの心にくる苦痛に、目や耳をふさぐ意味がない。
ここは淡色の無数の顔が左右に飛来(ひらい)していた。
出口はどこなんだろか、見たくもない聞きたくもない、無数の淡色の顔の数ははかりしれない。
悲しみと苦しみがまじる深夜行路だ。
悲しみと苦しみの顔がこれなんだろうと私は立ちすくむが、足がない。
胴体から下がないんだ、動きだせないでいると、どんどん苦痛が心にしみる。
この暗闇の世界には、淡色の顔の数だけ色がある、灯籠(とうろ)じゃない。
心の奥底で一歩前へ行き、歩き出したいんだ。今を、一歩一歩でいいんだ。
助けてくれ、息苦しい場所だ。
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五歳だった頃、まだかつぜつがわるく、生卵と言えずに、にゃまたまごだった頃の僕。
ある日突然それは、サンタがお昼頃に私の家に足を運んで来たんだ。
玄関が知らぬ間に開き、父が叫んだ。
「サンタが来たぞ」
五歳の僕は、四つ上の兄と一つ下の妹より速く走り、玄関を見ていた。
でかい袋が三つあり、父が抱えていた。
サンタの姿は見ていないが、ある日突然父が昔の事を言っていた。
「サンタはあれは頼むんだ。お金を払ってな」
いそいでいたのか、忙しかったのか、あとから父に聞いたけれど、ちゃんとサンタのかっこうをしていたらしい。
「へ〜そうなんだ」
袋の中身は走る電池式の電車のおもちゃだったが、今でも覚えている。物はとっくに昔のゴミ捨て場だが、
子供の頃はサンタを信じていた。
もちろん、ただでプレゼントをくれるんだと信じていたが、だがしょせんそんなにあまくはなかった。
そうだろう。この世の中昔っから、
どの時代からだろう。夢は金で買う。
どんな夢も金で買えるだろう。夢の夢まで、そのまた夢まで買えるんだろうな、
愛バイ苦(あいばいく)
『愛して別れる苦るしみ』
愛していたサンタは金だった。
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ドックン、ドックン、ドックン。
幻想的な草原にいたんだ。
辺りは緑の大地で眩しい光りのグリーンが揺れていて、
そこに立つ僕。
瞳を細目させたのがその大地、グリーン。
そこは、僕にはなんだか白ぽっく眩(まぶ)しく映(うつ)るが、優しい。
その場所の視覚からは、心は何かを拾(ひろ)い、静かになった。
遊牧民が通るよほら知らない顔だ。
僕を避けようとも会話をしようともしないで、
ただ足元を見ては前を向き歩く遊牧民が、逞(たくま)しい。
誰かの声がここの遊牧民の事を言っている。
「気付(きづ)いた」
「誰、」声だけが聞こえたんだ。
それは男の子、女の人。
歩き去る後ろ姿の遊牧民は、地平線に見える太陽に向かい歩いて行く、ずっと...。
社会の中で疲れた心と体は、空回りをしない様な場所だった。
幼き日の自分は、
「ねぇ、いつ来たか覚えている?」と後ろに男の子。
裾(すそ)を引っ張るんだ。
「君があそこで夢をみていたから、僕が未来が見えていたんだよ」
立ち止まった僕と男の子がいた。
風が吹き、頬(ほほ)を寂しくさせた。
男の子はしばらくすると、両手を目に当て泣いていた。
「あっそっか」
思い出したよあの日の僕を、僕が言ったんだよね。
「君は僕でしょ」
男の子が居る。そして僕がいて、未来はあったんだ。
しばらくして目を開けた、僕はベットの上にいたんだ。
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雲は太陽をかくしたんだ。私は土になりはえないでいると、
静かに目を閉じ、瞑想をしているかの様な事をしていた。
天にはとどかず、ふーっと吐いた息だが、
それは風によりながされた、天の雲を消し去れなかった。手段がないのかなぁ...
しばらくして溜め息までもがながされちゃった。
「はぁ」また。溜め息だ。
天までは僕の苦痛の心の意味さえも、とどきはしなかったんだろう。
なんだ、土にいるのか私は、「苗か、雑草か」
いずれにしろ、自分の道が見えなくなっていて、自分自身がわからなくなっている。
それは考えすぎたからか、辞めるのがはやかったからなのか、どうだろうかまで考えてしまっている。
とにかく前をみないで、ネガティブにはなっている。
苗をみたのならば強く、堅(かた)い手段がほしい。
雑草よりかは、いいからね。
頭の上のあの光を見たのならば最高だ。
そうすればここから抜け出しそうな、幸せがあるんだよなぁ〜とか...。
kikaku2012、「手」。
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なんでもなくない日に、届けられた手紙
真上の雲が時計が動くのと同時に形を変えてゆく、白い空から青い空がみえた様に、手紙の文字は凄く凄く綺麗だった
内容が内容だけに、物凄く嬉しかった。太陽が眩しいぐらいに僕は笑顔になる
愛在苦苦(あいざいくく)。あなたに愛があり、あなたが存在していても、さまざまな苦はある
もちろん。彼女にも...
しばらくして彼女を思い入れながら、手紙を保管する。二回目を読み上げるのはだいぶ時間がたってからだった
その手紙にはこれからの事。健康面、気遣いがいっぱいにあった。優しさ
さらに手紙の隙間には彼女からすると些細な物なのだろうか。これ、があった
そこからさらに大きな気持ちが見えたんだ。だから僕は、もう。そんな気持ちで書いた
僕からすれば何十倍もの気持ちの感謝があります。それは心の奥から湧いて出てきます。「ありがとう」と言う言葉がいっぱいな気持ちですから、今度は僕が何かを届けて、あなたに喜ばれたいのです。
彼女の手紙と、これ
しばらくこれを見つめると、自分の胸からプレッシャーとなる霧のようなものが立ち込めたけれど、携帯電話からの彼女からのメールで、消えた様子だった様な
手紙だけでは優しくて、切なくも感じとった一瞬があったが、メールからの彼女からの本当の気持ちをさらに知り、優しくある方だなとさらに思った
今日は太陽が綺麗に光る様子で、ペンが動いた
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幻想を生きてきた時は、なんにも心配はいらなかった
置き去(ざ)りしの本が棚にある様に、そこにちゃんとあるじゃないか
幻想に気付くのに、時間と通院とあの人が必要だったと、後(のち)に気付いた
置き去りし本をもう一度読んでみよう
風が吹き流れる時間がある中で、気付いた事は本当の夢だったんだなと、幻想がと
置き去りし本はテーブルの上で文字を消していって、開けば開くほど消えてゆく
夢は夢でもない。思い描く様な夢でもない、語られた声は目障(めざわ)りだった
ほら、やっぱりない。何もかもないような話の本だ
声がしたから、噂話(うわさばなし)とは違うけれど、世界が自分の頭の中にあった。本当に
窓から照らす光が本棚から私へと照らす時
あれもこれも幻想だったと気付き、そんな自分が今は病だと知り、一時(いっとき)病(や)んだ心だが
口が開いていて目を細めるだけだった
理解することができた。それは声がすることは病(やまい)であり、声は真実を語っていないとわかったからだ
私は静かにその本を閉じ、テーブルの上に置いたまま
通院した事がよかった。また、あの人に会えた事がよかった。ありがとう
右手の握りこぶしを胸にあて、貴女に祈った
そこには感謝があったからだ
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どんなに強く生きようとしても
涙をすてる前に終わってしまっている事がある
後に気付きいっぱいおちてゆく涙
散歩道にあるゴミ
だからどうしようなんて考えていたら
息が吸えない箱の中のちっぽけな自分になる
優しく見えるか酷く見えるか様々だが
傷つく事が突然と襲う時に君は何をする
体の痛みなのか心の痛みなのかさえまだわからない時
その時がきて苦しみをやがて知る事となる運命
この道にお金が落ちているともかぎらないが
太陽は昇り日が沈むなかで、見えない知らない事が山ほどある
突然にふりかかる不幸は後に涙するね
今をやらなければならない事が山ほどあるはずが、道が見えなくなる
あまりにも知らなすぎる未来を歩くしかないからだ
神様がほしい
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向日葵が夏の暑さを背中からうける時間帯に
キラキラ道で麦わら帽子の男の子が.自転車を止めた
男の子の二倍三倍はある向日葵畑にちょんと
お日様が光を隙間から頭上へと照らす
帽子の隙間から汗がタラリと流れる男の子に.しょっぱい光りが見えた
大きくなった向日葵は男の子よりも早い時刻で伸びたから
男の子はびっくりした顔で見上げているのが向日葵だ
チャリンチャリンと音が鳴る。それは男の子から何も喋らない向日葵に挨拶をした様な音だった
しばらくしてからか.その音は風を呼んだ様にもなった
ヒューヒューと.向日葵は風に乗りうなずいたように揺れている
僕もこのくらいに早く大きくなりたいなと.べダルに足を乗せ.力いっぱいに走り出して行った
向日葵は風で大きく揺れる。男の子を囲む様な一本道で
向日葵は男の子の心の声に.うなずいて見ている様子みたいに.揺れていた
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胸の中心部にいつも何もないような空間ができる
少しだけそれは.何秒間か考えてみるが
それは気力が出ないという自分。鬱なんだろうかという範囲なのか
額からはたしかに汗がにじむから.体調的にはよいのだろう
そして心がどこにあるのかわからないけれど.胸の中心部がぽっかり穴があいたような今の気持ちがとても嫌だ
頭の中はボケッとしていて.切羽詰まる思いだけが出るんだ。それが焦らす日や時間帯がある
どうしてもこの嫌な気分が健やかに晴れない
それが息苦しくて.寝そべると体の手足はずるずると床を滑らす
もう何日ももたなくてもいい自分。このまま目を閉じて違う世界に消えて行きたいけれど
そんな逃げようにも去れない時が.自分から時計に期待をするんだと見ていたら
ぐるぐるぐるぐる回る思考回路が.自分の目を開けた
もう少し.ほんの少し浮かんだ考えに足を踏み入れれば.よくなったんだ
その時自分は楽になれた。諦めなければいい
そして日程表を書き上げた