詩人:ならか | [投票][編集] |
まだ肌には冷たいけど
少し優しい春の雨
まだふりやまぬこの雨は
新芽を優しく応援してるみたい
ほら、春だよ
ほら、起きようよって
この夜中の雨が止めば
太陽はまたちょっと
近付く
明日 あさってには
また気温があがる
風も少し熱を帯びて
あたしの髪を靡かせた
春か。
去年より
少しのびたはずの身長
去年より
少しはのびた髪
去年より
大人になったはずのあたし
詩人:ならか | [投票][編集] |
(こころが)
小さいあたしは
意地
という
小さなでっぱりに
すぐつまずく
愚かだなぁ
嘘のつきかただって
へたくそで
すぐボロがでちゃうただのアホ
迷惑かけたくない
なんて思って
自分の心に嘘ついて
何もなかったフリしても
つきかたが下手で
すぐばれて
結局迷惑
嘘つくなら
もっとお上手になりなよね
なんで嘘つくの
なんで正直に言ってくれないの
ってメールが
寝たはずの君から
来ちゃったり
ごめんね
中途半端な嘘のつきかたで
ごめんね、
どうやって素直に
なっていいかわからないの
愚かだなぁ…
詩人:ならか | [投票][編集] |
誰かがないている
だれだろ?
あたしよ
自分があまりに無力で
自分があまりにも情けなくて
泣いている
あたしなんて泣きしねばいいのに・・・
そんなあたしは
自分がかわいそうで仕方がないから泣いている
かわいそうなあたし!
それは皮肉か自己満足か
自己嫌悪の裏返せば
自己満足だったりして
こころのどこかで
自分という存在なんて
早く消えればいいのに
て思ってても
心のなかのちっちゃい自分は
そんな自分が大好きだったり
なみだはだれのものでもない
あたしのためながすなみだ
じぶんがあわれでけなげで
たまらないからながすなみだ
いつかは枯れてほしいょ
詩人:ならか | [投票][編集] |
狂おしい程愛しい時間を
愛しい人達とともに
あたしは過ごしてきたんだ
この気持ちはなんていっていいのかわからない!!
誰かには伝わらない
あたし達にしかわからない思い
青春だからこそ?笑
とにかく
あの時間はかけがえのないものだった
詩人:ならか | [投票][編集] |
与えられたからにはしかたないと 命
理由がないから考える
生きる意味がないから考える
ひとつ、見つけた
それを夢としよう
人の夢なんてそんなもん
詩人:ならか | [投票][編集] |
誰が銃をつくったんだろう?
銃で奪われたいのちと
銃で守られたいのちは
どっちが多いんだろう
銃で守られたいのちが多いでしょうね
きっとあたしのいのちも
いつかあの忌ま忌ましい
銃に救われてた
戦いからは
何もいいものはうまれないってわかってる
けど戦わなきゃ
奪われてしまうものはたくさんあって
世の中は悲しい仕組みだった
銃は人を選ばず
引き金をひくだけで
消せる
引き金をひく者が
男だろうが
女だろうが
あまり違いはない
今宵
あなたがたは
その銃口を
誰に向け
その引き金を
誰が
なぜ
なんのために
引くのでしょうね
詩人:ならか | [投票][編集] |
さあ
今日は弓道のことについて語っちゃぉ〜☆
弓道なんて
地味で
あてりゃいい
単純なスポーツだって思われてるけど
違うぜ!
弓道は
たしかに
当たればいい
けど
野球やサッカーのように
勝っても
ガッツポーズして喜ぶこともないし
ハイタッチで仲間とほめあうこともない
当たれば
弓を最初の姿勢にもどし
次の矢の準備をするか
すばやく退場するのみ
その時
にこりともしないし
悔しそうなかおもしない
ただただ、
心を無にして
弓をひくの
弓道は
当たればいいんじゃない
心技体
心 善 美
といって
美しさも競う
形、姿勢、動作
すべてに
弓道の美しさの方程式があって
それにあてはめなければならない
まだあどけなさの
残る少女の
燐とした表情
しっかりと
一つに結われた黒髪
きっちり
しめられた袴
長く美しい弓
細く鋭利な矢
まとをみる
彼女の瞳は
ただ、無のみ
無なのだか
その中には
美しさと
誠実さと
忍耐が隠れている
あの夏
弓道をしている
17歳の友達は
妙に大人びて見えたっけな〜
詩人:ならか | [投票][編集] |
勝てば天国
負ければ地獄
勝てば女子大生
負ければニート
お受験戦争真っ最中
18の夏を犠牲にして
毎日勉強勉強勉強勉強
だけどいいの
あたしにはやりたいことがある
やりたいこと叶えるためには
今がんばらなきゃいつがんばる
はいつくばって
勉強してるあたしを
指さして笑えばいいじゃない
ご自由にどうぞ
18歳で
化粧して
髪染めて
世界はアタシのためにある!
と
勘違いされてる
お嬢様達みたいに
あたしは
暢気な頭のつくりには
なれなかったのよ
なんの努力もしてないくせに
なにその
エラソーな態度
無知って怖いけど
うらやましいな
ある意味
今が楽しければいいなんて
そんなんじゃ
自分しか幸せになれないよ
誰も幸せにできない
まあ
いいよ
君達は
それでいいなら
いっとくけど
最後に笑うのは
あたしだからね
だから
だから
いまこんなの
全然つらくない
まだがんばれる
本気だせ!
やるぞ!やるぞ!
詩人:ならか | [投票][編集] |
天国なんてどこにもないのです。
しねば還るのです。
死ねばなにもない
なにもない・・・
天国をつくったのは
死ぬのがこわいから
人間がつくったのです。
だいじょうぶ、
恐れなくていいよ
あなたはどこから生まれた?
母から
父から
母なる父なる大地から生まれたのです
だいじょうぶ
炭素や二酸化炭素や
水もろもろに還るだけだから
水になったあなたは
木となり大地を支える
空気となったあなたは
世界中の風にのる
だいじょうぶ
地球は循環してるんだよ
あなたは無にはならない
あなたはここから生まれた
あなたはここに還る
あなたという存在は
なくなるかもしれないけど
あなたはばらばらになり
地球に還るのです
詩人:ならか | [投票][編集] |
ごめんなさい
君のために
生きたかったのに
君のために
死にゆく
ごめんなさい
君のせいじゃないね
君を理由にして
死にゆくなんて勝手な男だね
許してくれ
君はさぞかし泣くだろうね
子供みたいに泣いてたっけ
泣かれると
こっちまでせつなくなって
抱きしめたくなったなあ
ごめんな
君が僕の死を知る頃には
もう君を抱きしめる体もない
泣かないで
なんて言ったら余計泣くだろ?
ごめんなホント…
おそらく
僕は飛行機の中で死ぬ
爆弾を
たくさん積んだ飛行機に乗って
奴らめがけて落ちていく
国のために死ぬんだ
君を思いながら死ぬから
忘れないで
見守ってる
助かったことに
南の海はとても綺麗なんだ
君のお気に入りの
簪みたいな色してるんだよ
もう
行かなきゃ…
大丈夫
もしも君が他の誰かと
結ばれる日が来ても
僕は怒ったりなんかしないから
嫉妬もしないさ
いま一番願ってることはね
君の幸せなんだ
僕の死なんかひきずらないで
僕が死んだって
君は変わらないで
最後に
ありがとう
大好きだ
君の幸せを願うよ
いつか南の海から
流れて君の海へ戻るから
絶対戻るから
君を見守っているから
そんなに悲しまないで