詩人:ならか | [投票][得票][編集] |
さあ
今日は弓道のことについて語っちゃぉ〜☆
弓道なんて
地味で
あてりゃいい
単純なスポーツだって思われてるけど
違うぜ!
弓道は
たしかに
当たればいい
けど
野球やサッカーのように
勝っても
ガッツポーズして喜ぶこともないし
ハイタッチで仲間とほめあうこともない
当たれば
弓を最初の姿勢にもどし
次の矢の準備をするか
すばやく退場するのみ
その時
にこりともしないし
悔しそうなかおもしない
ただただ、
心を無にして
弓をひくの
弓道は
当たればいいんじゃない
心技体
心 善 美
といって
美しさも競う
形、姿勢、動作
すべてに
弓道の美しさの方程式があって
それにあてはめなければならない
まだあどけなさの
残る少女の
燐とした表情
しっかりと
一つに結われた黒髪
きっちり
しめられた袴
長く美しい弓
細く鋭利な矢
まとをみる
彼女の瞳は
ただ、無のみ
無なのだか
その中には
美しさと
誠実さと
忍耐が隠れている
あの夏
弓道をしている
17歳の友達は
妙に大人びて見えたっけな〜