約束の時間を過ぎてもあなたは来ないから冬空の夜の下わたしの手は凍えてしまったよ缶コーヒーを握ってもぬくもりは感じられなくてあなたが来ない寂しさにわたしの心も凍えてしまったよどれほど待ってもあなたは来ないからわたしは帰りますあなたの居ないあの日へあなたのぬくもりをまだ知らなかったあの日へねぇあなたが差し出してくれた右手は今日の缶コーヒーなんかよりもずっとずっとあったかかったよ『さよなら』
[前頁] [弓月 あおの部屋] [次頁]