ギュッと握り締めた手のひらの中には微かな温もりだけ残ってたお互いに背を向けて歩き出したあたしから決めたのに振り向いたのもあたしだけであなたとのサヨナラが本当は痛かった昨日夢で見たあなたが言うの「笑顔が1番似合うよ」あなたは変わらないあの日の笑顔のままあたしに笑った今更気付いたって遅いよねだけど言わずにはいられないの「あなたが好きです」
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