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真華の部屋


[21] 苦海
詩人:真華 [投票][編集]

同じ高さで呼吸しているというのに

自由と束縛が胸苦しいよ

生と死が決断を急かしている

どんなにもがき泳いだって

この苦海では流れ落ちるただの砂

自らの不甲斐無さを思い知らされては

意識が混濁

気丈に振るまってはみるものの

余計に自分が可哀相になって

ついには涙の雨が空を舞い散り染める

そんな酷薄な人間に

いつからなってしまったのだろう

心の在処は どこだろう

2006/04/04 (Tue)

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