詩人:mina | [投票][得票][編集] |
仕事のこと
いっぱい書いて
内容の濃い
お仕事ノート
最後のページには
時間がある時に書いた
手書きのカレンダー
前は毎日のように
1日ずつ塗りつぶし
いろんな事を書いていた
友達とディズニーランド
公園でバトミントン
連続200回達成
女だけのクリスマス会
みんなでボーリング場を
はしごして朝まで騒ぐ
楽しかった出来事が
それぞれの枠に
書き込まれていた
そんな中で一際目立つ
真っ赤なペンで書いた
大きなハートマーク
そう、キミの日だった
キミに会える日を
大きなハートで囲んだ
いつもいつも
そのハートの付く日を
カウントダウンしていた
友達にはバカだねと
呆れた顔で笑われた
それでもアタシは
数え続けていたんだ
誰よりも大好きだったから
久しぶりに開いた
カレンダーのページ
驚くほど真っ白で
少しだけ切なくなった
カレンダーに書かれた
真っ赤なハートマークは
少し色褪せて見えた
キミとさよならしてから
カレンダーなんて
いらなくなったみたい
もうこのカレンダーは
ずっと閉じたままに
しておこう