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サラサラと降り続く雨
僕の体に当たって弾けた小さな雫
弾けて分かれた一つの雫
一つ一つがいそいそと僕の体を走って下る
地面に降りて小さな川になって一緒になった仲間達と何処か遠くに走って行った
分かれた仲間といつか何処かで会えるといいね
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大きな空
大きな大地
大きな自然
小さな自分
ふと気が付くと大きな大きなモノに囲まれた小さな小さな自分がいた
ここで何ができるかわからない
だけど、ここに有る限りジッとしては居られない
ここで俺は何ができるだろう……
大きな空
大きな大地
大きな自然
小さな自分
一体何ができるだろう……。
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遠い地に身を置き
疲れた身と心を癒すのは懐かしい匂いと友の声
古い思い出は良き風を呼び
新たな記憶は新しい一歩への活力に
古き友は癒しと激励を
家族は温もりと感謝を
故郷は永遠の安心を
癒えた傷は今まで歩いた道となり先へと繋がる道標と成る
此処に戻り全てをリセットできたなら
明日はまた一つ上を目指して歩いて行ける事だろう
今までよりも力強い一歩で……。
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毎日同じ1日
月・火・水・木・金・土・日……
月日は毎日変わるのに
時はどんどん過ぎて行くのに
毎日、毎日同じ1日……
変わる事の無い1日に
明日はいい日にならないかな、てボヤキながらも変わらぬ1日が終わりを告げる……。
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可憐な君に何を語ろう
少し足りない頭でいくら考えても思い付く事は何も無い
悩む君に何を語ろう
悩む事の無い私は何をいっても聞き入れてはくれないだろう
悲しみに暮れる君に何を語ろう
悲しむ事は無いと言った所でその悲しみは晴れる事は無いだろう
笑う君に何を語ろう
勇気を持って君に話そう
笑う君が私は一番大好きです、と……
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俺の行く先に何が在るのか
それは俺にも解らない
親か嫁か
子供か友か
それは俺にも解らない
それでも俺は進む
前に一歩一歩
俺の進む先に何が在るのか
金か名誉か
確固たる地位か
それとも己の屍か
この先何が起こるか解らない
それでも俺は進み続ける
この先に何が在ろうとも
悲しみに暮れるな!
悲しみが己を蝕むのなら
その悲しみごと噛み砕き
自ら闇を切り裂く光と成れ!
進む事しか出来ぬのだから
たった一度の人生だから
行ける所まで行ってみろ!
その先、何が在ろうとも……
己自身で輝き光れ!!
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私は風
誰にも縛られる事を知らない自由を知る者
私は大地
広く広大で自然を育み豊かな恵みをもたらす者
私は空
蒼く透き通る晴れから激しい憤怒の様な嵐
天気で世界を彩る者
私は海
生きとし活けるものの母
そして、この世界で眼に映る有一の神
世界を造り破壊する者
私は人
海より産まれ大地で育ち空の様な心を持ち風と共に時を流れ新しきを造り古きを壊す可能性のある者也。
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小さな小さな喜びに
大きな大きな悲しみ
波の様に行ったり来たり
それは時に大きな津波となって訪れる
それは幸福かそれとも苦痛か
誰にも予測することはできない
来る波を受け入れるしかない
それが人生
だが
それすらも覆るのもまた人生
人の歩く道の成せる業である
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隣に君がいてくれるなら私は何も望むものなど無いだろう……
そんな事は戯れ言だ
人は何かを望み欲するから先に光を見い出すのだ
哀しいかな人の欲望は尽きる事を知らない
神に祈りを捧げる聖者でさえも人の業にはかないやしない
人は人なりそれ以上でもそれ以下でもない
ただそれだけただそれだけなのだ