哀しみに背中をつつかれて空を見上げた星の無い夜空私は更に悲しくなった本当なら此処から見える夜空なら満天の星が見えるはずだったしかし、人はそれを地上の星の輝きで消してしまった人は人による傲慢でこの地球上の動物であることを忘れてしまった人はこれから何処へ進むのだろう……地球上のあらゆる物を破壊し、尚も再生が進む兆しも見えない人はこれから何処へ進むのだろう……こんな事を想いながら私の長く暗い夜は哀しく深まって行く……
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