愛が欲しくて泣いていた小さな女の子がそこにいた…その子はただひたすらに愛して欲しかった…愛が欲しいと泣き続け…愛が欲しいとわめき続けた…家の中でも孤独を感じ外に出ても誰も信じられなかった悲しく寂しい女の子がそこにいた……僕はその子を少しの間抱きしめたその間だけありったけの愛を込めて…その子が大人になった時大きな愛を持った人になってくれることを信じてこの手を離した……
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