詩人:EASY | [投票][編集] |
100億年を振り返るのに必要なものは
時間じゃなくて心の方だ
人にどう思われてるのかを思うのは
人ではなくて自分の方だ
そんなの無意味だ
そんなの無価値だ
そんな風にして
流した君の涙が
僕の持ってる愛しさで
すべては無条件に
すべてに価値がある
そんな風にして
笑い飛ばすことが
僕の持ってる情熱だ
もし努力が大切だというなら
報われることなんか気にしないはずだ
繁栄の為の進化の果てが
核ミサイルなら
世界を動かす権利は
金で買えたりするはずだ
僕たちはもっと
注意深く
在るべきだ
永遠を知る為に必要なものが
時間な訳がないのだから
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90円のコーヒーなら
100円のコーヒーを買うぜ
疲れてるんだ今日は
クタクタなんだよ
10円の釣りを取る気力もねぇ
金持ちは
理解できないって?
俺だって100円しかねぇよ
でもコーヒーは飲みてぇ
後の事は知らねぇが
今はコーヒーが飲みてぇんだ
だから今コーヒーを買う
しかもめんどくせぇから
90円より100円の方を買う
90円のしかねぇなら
釣りを置いていく
それだけの事だ
めんどくささの解消は
金じゃ売ってねぇからな
もし一本当たっても
めんどくせぇから置いていく
めんどくせぇからな
後で飲めばいい?
後の事など知らねぇよ
コーヒー飲みてぇ
何処かの誰かにくれてやる
世間的にはおかしいか?
でも
めんどくせぇのに
わざわざ腰を曲げて10円を取って
更にもう一度腰を曲げて
当たりの一本を張り切って取って
後の事ばっか考えて
頭でっかちになるよりは
正気の沙汰で普通のことだ
たかが10円の話しだって?
そうだ
たかが10円の話しだ
怒っているのかって?
いや逆さ
俺は笑っているんだよ
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決まりのないこの場所で
今日も僕らは生きている
決まりのないこの場所で
泣いて怒って微笑んで
生まれる前からあったもの
死んだ後にも残るもの
数億年前僕たちは
どっかの宇宙の塵だった
数億年後の僕たちは
きっとどっかの流れ星
数千年前僕たちは
沈む真っ赤な夕暮れだ
数千年後の僕たちは
それを眺めて熱くなる
生まれる前からあったもの
死んだ後にも残るもの
始まらないから終わらない
終わらないから始まらない
ずっとそこにあったもの
ずっと消えたりしないもの
辿り着いたりしない場所
僕らは辿り着いている
風の誘いに素直に乗った
花の香りの様なもの
決まりのないこの場所で
泣いて怒って微笑んで
決まりのないこの場所で
今日も僕らは生きている
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僕は今
笑ってる
面白
過ぎて笑ってる
妖精
達が踊ってる
それに理由はあり得ない
100億年積み上げた
積み木がもし崩れても
今は笑うに値する
余命が明日と言われても
今は笑うに値する
過去に何があったとしても
今は笑うに値する
未来に何があったとしても
今は笑うに値する
僕がいるのは過去じゃない
僕がいるのは未来じゃない
昨日の僕は今じゃない
明日の僕は今じゃない
100億年積み上げた
積み木がもし崩れても
今は笑うに値する
それが唯一の権限だ
それが真の在り方だ
そこが僕らのいる場所だ
船のしぶきがその船を
前に進めた訳じゃない
暦がこの太陽を
連れて来た訳じゃない
タイムマシンというやつに
明日乗った訳じゃない
今に不安はあり得ない
それが唯一の権限だ
それは笑うに値する
記憶と想像だけならば
それはロボットでも出来る
昨日と明日だけならば
夜空は時計で隠される
僕は今
眺めてる
美し
過ぎる星空を
それが僕らの権限だ
僕らは
それに値する
それに理由はあり得ない
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夢の中では
それが夢とは気づかない
僕たちは いつも言う
これは夢じゃない現実だ
夢から覚めて
それが夢だと気づいた後に
僕たちは いつも言う
やっぱり夢か 単なる夢か
夢には夢なりの意味が
あるものだ
僕たちは どんな夢を見るのだろうか?
僕たちは言うだろう
これは夢じゃない現実だ
夢の中では
それが夢とは気づかない
僕たちは
どんな夢を見てるだろうか?