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これ以上ないほどに惨めで
どうしようもないほどに見失い
救いようもないほどに地に堕ちて
空を見る
僕たちは
こんなにもちっぽけで
こんなにも無力なのに
それでも
這いつくばって生きている
生きる意味がなくて
本当に良かった
僕たちは密かに
それに救われる
風が吹いて
空を見る
ほら
こんなにも溢れてる
風が吹いて音がして
空を流れる雲を見る
ただ意味もなく
こんなにも溢れてる
それと同じように
僕の最後のエゴが溢れて
君に願うんだ
空を見て
笑ってよって
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それは
何処か未来にあるものじゃなくて
決めつけられたものでもない
つまり
やりたいようにやって
思いたいことを思えばいい
それこそが
運命なのだから
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同じ速度で動いたら
それは止まって見える
じゃあ
僕らが歳を取り老いることや
古くなった物を認識出来るのは
僕らが不動の存在である
証明になるのではないか?
僕たちは皆、動いてない
絶え間なく動いているのは
変化するものだけ
そうだとしたら
僕も君も
ずっとここにいる
何となくこれは
切なくもあり
深遠で
少し恐いけれど
アインシュタインが
計算で導き出された結果に納得出来ないという感情を
理解するにはもってこいだ
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死ぬ気になれば何でも出来る?
じゃあ
死ぬ気はないし何もしないってのはどうかな?
悪くないし
それもありじゃないかな?
いつかみんな死ぬし
避けられない事を避けようとすることの方が
大変だ
でも
何でもしようとすることも大変でしょ?
したいならすればいいけど
する気がないならすることはない
自由っていうのはそういうことだよ
死ぬ気になっても
何もしたくなければ
何もしないことだ
だって
何もしなくても
人はいつかみんな死ぬんだから
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10分後に
どんな風にどんな景色や音が
自分自身にやって来るのか?
本当は誰も分からない
予測は出来ても
実際には
誰も分からない
同じ様に10分後に
どんな思考や感情が
やって来るのか分からない
もちろん
予測は出来る
でも、実際には分からない
それは
景色や音と変わらない
思考ですら
それは
予測不能なものなんだ
だから肝に銘じてしまえばいい
思考は天気とおんなじだ
雨が降ったり晴れたりして
巻き込まれてうんざりしても
雨には誰も逆らえない
でも
雨が降れば
作物は育つし
悪いことばかりじゃない
水溜まりで遊ぶ子供の気持ちも
君は知っているはずだ
雨は降るべき時に
降るべき意味を持って
そこに
降り注いでいるんだ
それは道理からいって
君を傷つけるものではない
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空を飛ぶ鳥が僕を魅了した
時には夕日を横切って
時には暗闇をコウモリの様に
夜の中をUFOの様に
飛んでいる
この世界に奇跡を願うのなら
UFOであることが
僕の気持ちを落ち着かせるし
コウモリであったとしたら
ノスタルジックな気持ちにさせてくれる
空を飛ぶ鳥に
僕がどんなに気持ちを寄せたとしても
それは鳥には届かない
それは
届くべきではないんだ
その美しさを保つための秘訣は
まるで恋心を保つための
条件であるかの様だ
夕日を横切って行く
鳥の美しさは
夕日を横切っている
その瞬間にこそ
味わうべき唯一の
儚さと美しさを
見せてくれるものだと思う
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毎日が毎日の様に
繰り返し過ぎていく
予定通りだ
仕事は会社の為に!
人生は自分の為に!
便宜上
そういうことにしておく
じゃないと
何も出来ない
便宜上
そういうことにしておく為に
最も優れた手段は
この世界に
生まれて生きていることだ
つまり
僕は便宜上
僕を演じてみせる
そういうことにしておかないと
何も出来ない
僕は便宜上不快になり
便宜上快楽に溺れ
便宜的な神を例えにしながら
便宜的に争う
でも
時々冷めながら
そんなに
怒らなくても?
泣かなくても?
はしゃがなくても?
なんて思ったりもする
でも
僕も気がつけば
同じ様に踊っては
熱くなり
涙を流し
何か大切なものを背負いながら
命よりも大切な何かを誰かに
伝えようとしている
その
便宜上そういうことにしておく為に
最も優れた手段は
まるで
完璧な配役を完璧なストーリーで
完璧な監督が描く映画の様でもあるが
「所詮映画だろ?」
なんて、悟った様に言うことが
何を何処にどの様にして
突き付けていることなのかは
誰にも分からない以上に
誰にも分からない
これは
開くべきであり
開くべきでない
どっち付かずの
禁断の扉であると同時に
これ以上ないくらいに
どうでもいいことでもある
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もし来世で
出逢うことがあったなら
その時に
話しをしてもいいですか?
もし良ければ
その時に
食事に誘ってもいいですか?
無理にとは言いません
都合が良ければでいいんです
美味しい店もあまり知らないし
そういう期待はもたないでほしいんですけど
もちろん、来世の話しです
今は、なんと言うか
うまく言えなくて
多分、来世なら
今よりは、上手く言えると思うし
今より上手く笑えると思うんです
来世があるかって言われたら
分かりません
僕は神様じゃないし
ただ色々あって
今、君に言えるのは
これくらいの事しかなくて
その為の努力は
僕には出来ません
僕に出来るのは
これくらいのことなんです
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退屈を凌ぐ為に
何が出来るだろうか?
僕はそのことを
1日中考える
そして1日が終わる
そしてまた明日
退屈を凌ぐ為の
明日を迎えるのだ
退屈を凌ぐ為に必要な考えを
また明日
繰り広げるのだ
明日は忙しい
退屈を凌ぐ為の考えが
僕を支配するに違いないからだ