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EASYの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1350] 夏の空
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ぼんやりとした盆踊り

遠くで光る虚ろな影は
金魚すくいに救われる


未成年の少女たち
浴衣を着て微笑んだ


焼きそばを売るおじさんは
冬は僕の友達だ


花火が上がってしまうのは
男と女がいるからだ


それが終わってしまうのは
いつかみんな死ぬからだ


それでも僕らが生きるのは
綺麗な夜空があるからで

それでも死んでしまうのは
それを逸らしちゃいけないからだ


2018/07/06 (Fri)

[1351] タイム
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君が言葉で輪郭を
作ろうとしてる時

僕は不幸を哀愁で
語ろうとしてる時


誰も知らない愛しさを
君が作っている時に

僕が君を照準に
慣れない笑みを見せる時

2018/07/10 (Tue)

[1352] すべてたち
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夜が暗いのは
昼が明るいから

悲しいのは、楽しいから
未熟なのは、完璧だから


すべてそうであることが
すべてそうであったとしても


ぐちゃぐちゃに捲き込まれ
よろけて転んで方膝着いて

手を伸ばしてみたりする


例えね

すべてそうであることが
すべてそうであったとしても

2018/07/11 (Wed)

[1353] 愛の所以
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夢から醒める


どうやら、僕は夢の中で
君を探していたみたいだ

いや、違う?

君を探している途中で
眠って、夢を見ているのだろうか?

どちらだろうか?




結局それは
どちらでもいい


愛は何処にでも
漂うのだから



2018/07/16 (Mon)

[1354] 沈み方
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成すべきことが成せられて
成されぬことが成されずに

君が涙を流すから
沈む夕日に恋をする


そうであった全てのことは
そうであった全てのことで

そうでなかった全てのことは
そうでなかった全てのことだ


君がそうでなかったことは
今まで一度もなかったことで

君がそうであることは
全ての中で何よりも

一番正しいことであり

誰も説明できないように
沈む夕日に恋をする





2018/07/16 (Mon)

[1355] 眺められた情熱
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野原を駆けずり回り
君は笑った

出来もしないことを
僕は出来ると言ってみる


天真爛漫は
君の為に必要な

僕の為の表現で


無力ゆえに力強い
抱きしめる為の腕力だ

2018/07/17 (Tue)

[1356] 挿し言
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とても小さな力

ほんの一瞬の儚き
深遠な光り


花は芳香を
枯れる為に漂わせ

瞼の外に反射する


誰も悪くない
何も悪くない

そんな風にしながら
廻っているのに


こんなにも切なさが
溢れだしてしまうのは


僕たちの意味を
それとなく

教えてくれているからだ


2018/07/18 (Wed)

[1357] 此処
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静かにゆっくりと
流れたり

激しく世話しなく
流れたり


巡り行く季節のように
虹を描く為の色のように


深い海の悲しみのように
広い空の喜びのように


聞こえる音のように
見える景色のように
手に触れた感触のように

苦しさや幸せのように


そう感じるすべての
ことのように



それはあまりにも

此処に在る









2018/07/21 (Sat)

[1358] ほし
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それは数式のように
解かれて

工場にあるラインのような

押さなければならない
ボタンのようだ


誰かにする心配は
私が持つ我が儘で

生と死が持つ敬遠は
ほんの少しの経験だ


生きる為に食べるのは
生きているから笑うのと

大して違いがないことを
数式にしてる数学者


すごく違いがあることを
言葉にしている詩人たち



それをも含めてこの星は

何も言わずに黙ってる













2018/07/22 (Sun)

[1359] 酌量
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二足歩行をしてるのは
歩きタバコがしたいから

愛想笑いの音域は
死ぬのが恐い勝ち組だ

精神鑑定してるのは
ワイドショーの視聴率

選挙率が低いのは
カップ麺が旨いから

2018/07/29 (Sun)
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