詩人:EASY | [投票][編集] |
私は清く正しい人です
そんなにジロジロ見ないで下さい
まるで、そんな感じに
歩いて行くのが流行だ
僕たちの遺伝子は
驚異的な儚さが
備わっているようだ
抱えきれない僕たちは
花々たちを眺めては
清く正しく在ることを
隠し伐れずに涙して
計り知れない愛しさを
抱え込もうと試みる
愛すべき存在だ
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本当に理解したら
説明なんか出来ない
雨の音を
差す日差しを
君の想うことを
僕の想うことを
ここに、こうして在る
それのことを
ここに、こうして在られない時に
どうして説明出来るだろうか?
僕たちは、時々黙る
何れ黙る
もしくは黙っていた
それを知っていて
それを知る為に
それを知らない振りを
している様な振りをして
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何も悪くないってのは
どうかな?
じゃあ
全部悪いってのは
どうかな?
じゃあ
面白いってのは
どうかな?
じゃあ
悲しいってのは
どうかな?
じゃあ
嬉しいってのは
どうかな?
じゃあ
死ぬってのは
どうかな?
じゃあ
生きるってのは
どうかな?
じゃあ
辛いってのは
どうかな?
じゃあ
何が一番良いの?
一番良いもの?
じゃあ
何も悪くないってことだ
それはともかく
BGMに合わせて
踊るだけだ
BGMに合わせないと
疲れるだけで
その躍りを堪能しないのは
本当の貧しさだ
BGMは平等だ
流れることが平等だ
それにダンスをすることは
本当の平等だ
それは善悪に所属せず
自由という非所属で
誰も悪くない平等だ
常に、今も、平等に
流れている
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姿の見えない虫の鳴き声を
僕が突き止めることは
きっと、ないのだろう
いつの記憶だか分からない
懐かしさに触れながら
そっとして、おきたいのだ
切ない方が綺麗に見えるのは
花の形を物語り
儚い方が美しいのは
僕たちを物語る
僕たちはあまりに苦しいと
ほんの一瞬だけでいいから
なんて言ったりする
でも
ほんの一瞬にだけしか
生きられない僕たちには
それだけで
あり得ないほど充分だ
ほら
虫の鳴き声が聞こえる
たった今、この瞬間に
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お腹が空いたりするんでしょう?
食べたくないと思ったり
泣いてみたりするんでしょう?
怒って笑ってみたりとか
死にたくないと思ったり
生きたくないと思ったり
ぼんやりとした輪郭を
形どっているんでしょう?
男は女で 女は男
思っているのは こことそこ
宇宙は心に映されて
それに僕らは踊らされ
なんだかんだとそうなって
お腹が空いたりするんでしょう?
もう、駄目さ逃げられない
逃げることは許されない
愛しさに囲まれて
愛しさからは、逃げられない
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もう
言い訳できないよ
生まれて来ちゃった者だから
それは、もう
ものすごく
致し方ない事なんだ
こんな風に僕たちは
目的みたいな言われのものを
欲望みたいな云われのものを
切なさみたいな儚いものを
隠しきれないみたいなものを
隠そうとしてる無邪気者だ
僕らが生きた風景は
ほんの少しの価値があり
ほんの少しの意味があり
ほんの少しの苦しみと
少し多めの切なさと
かなり多めの儚さと
満たされ過ぎた愛がある
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鰹節を食う猫が
鼻息が荒すぎて
鰹節を飛ばすのが
僕はとても好きなんだ
鰹で、できたシーチキン
少しだけマグロより
脂が乗っていないのが
僕はあまり好きじゃない