詩人:EASY | [投票][編集] |
幸せの形を求めるように
数学を解く子供たち
命の支配下では
光りは色を反射しない
1億年生きてみて
分かったことは
何となくそう思うことが
一番肌に合うことだ
風に聞いてごらんよ
風の吹く理由を
君が生まれた理由と
おんなじだから
詩人:EASY | [投票][編集] |
世界を動かしたいなら
政治家になるより
自分らしくいるべきだ
5万光年離れた星の
道徳の授業での
在り来たりな一節だ
地球の青さは透き通り
太陽を光らせて
僕たちの振り上げた
拳はそれより赤い色
動物の無垢な目は
瞳と呼ぶに相応しく
沈む夕日の下にある
人情を際立たせ
初恋をする若者の
微笑ましさを守ってる
詩人:EASY | [投票][編集] |
無意識の大きな波が
地球にはやって来る
それを求めるサーファー達の
格好の場所だ
議論が好きな気難しい
愛すべき人間は
自由の意味は議論しない
命を作る工場の
ライン作業は
完璧な人選の
完璧な機械によって
行われている
感情は巧妙に
禁止され
愛と呼ばれる紙幣には
香りを消された味がする
命の意味は
1足す1より疑問にされず
100万回ほど地球を周り
今日この日を迎えてる
今日僕は、君に言う
今日は君を愛してる
今日にしか居ない僕たちの
たったひとつの誓いのように
詩人:EASY | [投票][編集] |
君の矢を
この空に向けて放つんだ
輝きの意味を
説明する時
それが一番分かりやすい
君の笑い方は君のもので
君の泣き方は君のもので
それが花開く空の下には
太陽が降り注ぐ
どうしてみたらいいのか
君といつも相談してる
星たちは輝く準備を
怠ることがないし
風は君に耳を澄ませ
花を咲かせることにした
夜は昼より暗くって
冬は夏より寒くって
君は誰より君っぽい
冬の終わりには
春への訪れと同時に
冬との別れがある
僕たちは
その歩みと哀愁を
何となく噛み締めて
白黒無音の映画の様な
微笑みを持ちながら
抱き締める様に生きている
愛は説明を嫌うから
君の矢を
この空に放つんだ
自由の意味を輝きの様に
表現する為に
詩人:EASY | [投票][編集] |
人々は知らない振りをする様に
どこか冷たい表情で
優しさを隠してる
深呼吸をしてみてよ
無料だから
胸のポケットにある
温かいものに、手をかざして
何もいらないよ
花を渡せるなら
本当の感謝に
理由なんてないんだ
深呼吸してみてよ
空気は無料だから
太陽が僕たちの胸を、温めているから
詩人:EASY | [投票][編集] |
情報の爆撃は
僕たちに突き刺さり
僕たちの優しさは
花を咲かせる
白と黒とが混ざりあい
命の支配の雨が降る
優しいジョークの能力は
IQよりも高く
僕たちの手を
雲まで届かせる
お腹を空かせた子猫の
抱きしめ方を
教えてもらうなんて
僕たちは、必要としないよ
抱きしめ方ぐらい初めから
知ってるから
詩人:EASY | [投票][編集] |
世界は価値観で
形作られている
これは言うまでもなく
真実だ
支配は行うものではなく
されるもので
される者だけが
それをする者でもあるのだ
子供の笑顔は愛に属し
大人の争いは幼稚である様に
反比例した法則は
粒子論を裏付ける
核爆弾で奪われないものを
議論する様になれば
大人達は少しだけ
大人になったと言えるのだ
自由が支配の敵ならば
風は自由の味方だろう
命よりも大切な話しをすると
地球人はしらけてしまう
でもそれは
否定よりは疑問であって
それが唯一の救いだろう
君が笑うジョークを
僕は考える
余命一秒だとしても
それくらいのものは
それくらいの威力を持つから
僕たちは生きている
詩人:EASY | [投票][編集] |
砂場で山を作って
トンネルを掘って
そこに水を流した
その名残を残した
砂場みたいな
春の陽射しだ
恋をしたのは
君にじゃなくて
僕の中にあった
生存本能とは無縁の何か
もっと温かくて
君の笑顔に寄り添うような
目覚めのよい朝に
降り注いだ光りに似てる
何か
どっちでもいいなら
笑うと思う
君の方を見て笑うと思う
そんなこと普通だよ
詩人:EASY | [投票][編集] |
幼い頃に誰もが
かけ間違えたボタンの様に
雨は優しく降っていて
春の寒さに着る服の
着心地の良さに酔いしれる
部屋から聞こえる雨音は
想い出たちと戯れて
出会ったことがある人の
笑顔となって吹いている
幼い時に家に来た
野良猫の鳴き声と
パート帰りの母親の
原付の音が混じり合い
貧しさの豊かさを
僕は知った
幼い頃に誰もが
くつ紐を通し間違えた様に
雨は優しく降っていて
人が優しいときに
優しい理由を
雨音として
歌っているんだ