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雨の日に聞こえてる
低空を飛ぶ飛行機の
音は小さなランプの様な
優しい光りを放ってる
取り返しのない切なさの
崖の途中に咲いている
紫色したその花は
生存しない存在だ
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命を主役に仕立ててる
お金みたいな残像が
歩きスマホをする人を
無表情な顔にする
添加物の結晶で
トリップしてる大人達
妖精達と戯れて
普通に遊ぶ子供達
雨が降る確立と
デモが起きる確立の
原稿を読むお姉さん
それを笑顔にさせるのは
落書きくらいの親父ギャグ
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花と星の2世のハーフ
突然変異でダーウィン調
生きてる意味を雑誌に載せて
いいねを貰う真骨頂
動物たちの撫で方を
習う塾をぶっ壊す
それに恐がる親たちが
育てた子供が通り魔だ
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部屋の窓から見えている
所在地不明のアパートは
少し斜めに傾いて
僕の心を映してる
中途半端に降る雨と
確かに聞こえる鳥たちの
鳴き声みたいな演出が
異世界くらいの残像を
希望みたいに差し出した
砂漠で喉が渇いた夢を
見るならそんな日なのだろう
ゴミを捨てに外に出て
近所の人に会釈する
その時見せた微笑みは
小雨に妙にマッチした
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背比べしないどんぐりや
ごっこを笑顔でやるイタチ
会社の利益や損得は
角砂糖とかき混ぜる
権力主義者の孫たちの
3時のおやつによく似合う
いかにも正しい響きを放つ
努力とかいう言霊は
自由の前にひれ伏して
猫の瞳を丸くした
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選挙を占拠してるのは
批判のレシピの材料で
鳩が占拠してるのは
のどかな夏の木漏れ日だ
比べるならばそんくらい
ぶっ飛んでる方がいい
長生きする方法を
教えてくれる先生が
食べているのはカップ麺
忙し過ぎる社会では
金と命が巨頭する
コンプライアンスって何だ?
天ぷらとアイス食べるのか?
夏ならそんな日もあるよ
比べるならばそんくらい
ぶっ飛んでる方がいい
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適当に散らばった
拳くらいの情熱は
彼らが観ている星空の
核融合だと言われてる
神話に出てくる天使たち
無垢な笑顔で矢を放ち
形容し難い感情を
進化の末に突きつける
突きつけた銃口は
捉える間もなく自らを
照準にするのだが
そこで聞こえた爆音が
ビックバンだと言われてる
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遊んでたら
飯は食えねぇらしいよ
そんな事が
幕府からの通達として
貼られてたのよ
遊ぶのやめたら
食えんのかな?
そんな事言われたら
そんな風に思うよな?
でもさぁ
飯って、腹っ減ってないと
食いたくない訳よ
んで、腹減ってると旨い訳
結局ね、遊んでないと
腹も減らねぇし、飯も旨くねぇってこと
それはもう、飯が食えねぇって事よ
こんな事をわざわざ印刷してるのが
最近の江戸の流行りでねぇ
それに目を血なまこにして
働いてる者が溢れているんだから
世も末だと思い
俺は遊んでいるんだから
蕎麦の食い逃げくらい
多めに見ろってもんだろ!
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大丈夫なことを伝える為に
宇宙は存在している
意味なんてないし
あってもいい
何だっていい
大丈夫なんだから
何だっていいんだ
大丈夫じゃなくてもいいんだ
それすらも大丈夫
無敵は敵が居ないと
成立しないんだ
未解決問題に挑む数学者は
ほとんど猫が好きだ
これは偉大な雰囲気で
風が詩になる理由だ
太陽をドリブルして
ブザービーターを決めたら
100ポイントが入るってルールが
正式に決められたら
世界は今よりも少しくらい
平和かも知れない
そんな会話を出来るのは
地球くらいなもんさ
それが初恋で海辺なら
流れ星はスタンバイするよ
それを狙ってスタンバイする
映画の一場面みたいに