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EASYの部屋  〜 新着順表示 〜


[1574] ダスト
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君と初めて出会ったのは
上手く笑う為の練習場だった

駄々っ広いコートの真ん中で
夏の太陽に照らされながら

君と出会った


声帯を震わせて話す気はなく
笑顔と哀愁の方程式で
僕らは会話した


夢の中で見た夢くらいに
曖昧な記憶の中で

僕たちは恋をした

ノスタルジックも色褪せるほどの
それの中で、君と手を繋いで歩いた


白黒より白黒な世界は、何よりもカラフルに

僕たちが知る、本当の愛みたいに
キラキラとしていた

2023/02/05 (Sun)

[1573] 良さ
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考えて分かることは
良さそうなこと

何となく分かることは
良いこと

2022/12/24 (Sat)

[1572] リボン
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命はほどけやすい
リボンみたいに

結んであるんだ


その箱を開けてみると
空っぽな光りが

君を抱き締める


頑張るのは人間の趣味で
笑うのは君の趣味だ


星の見えない都会に見える
ずっと遠くの小さな星は

その輝きを優しさにして

僕たちを嘘みたいに、抱き寄せるんだ


夢ならいいと思う?
これは夢だよ

記憶した時系列は曖昧に消えてしまう


ほんのりと
その香りだけが残される様にして


ほどけやすいリボンみたいに

何よりも美しく

2022/12/09 (Fri)

[1571] 愛の暴露
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人は人として
人を憎み、人を愛する

ただそれだけのことに
生きてる意味があるから


ただそれだけのもに
途方もない価値がある


いつか死ぬから、生きてごらんよ
送り出された僕たちは

それを星みたいに、眺めようとしていたんだ


2022/12/08 (Thu)

[1570] 平常真
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それがそうでならなければならない理由は
ひとつもない


それはそうでならなければならない

2022/10/19 (Wed)

[1569] 窓の風
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何か果てしないものが
あるんだ

風の吹き場所みたいに
曖昧なくせに

じゃなきゃ吹かれない風のように
絶対的なものさ


君は笑う為の
筋肉を備えてしまったのさ 

これが進化論
そんなの、ダーウィンじゃなくてもいいよ


昨日の事を忘れてしまったら
今日はよく寝れるね

そしたら明日は楽しみになるよ


何も変わっていないのに
明日は変わる

だからカレンダーなんか
いらないんだ


本当は時計だっていらないよ
ただ、これはゲームだから

その為にそうしてるだけさ


忘れそうなら窓を開けなよ
今日は幾分、秋の風が気持ちいいから


その風は何処から吹いてると思う?
僕にも君にも分からないし

なんか変な科学者にも
きっとよく分からない


でもね、なんか果てしないものがあるんだ

風の吹き場所みたいに曖昧なくせに

それが吹かなきゃ吹かれることのない
風みたいに

2022/09/27 (Tue)

[1568] 空っぽな空き缶
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空っぽな空き缶
こんな表現は詩に適している

言葉の適切性を撃ち落とす為に
核の使用は許されるべきだ


自由に対してはもっと開かれるべきで
それはそうである事の可能性を全て受け入れる

善悪は全て、滑り台みたいに
スリルに満ちている


曇りと雨の境界線は曖昧だ
それより少しだけ、人間が決めた境界線は曖昧だ

例えば、塩ひとつまみじゃ足りない時に
指にまとわったその塩を絞り出す様なものだ


そんなことの為に
僕は生きているんだ


いや、そんなことの為に君を愛しているんだ


どっちだか分からないくらいの方が
いいこともあるんだ


2022/09/24 (Sat)

[1567] ネバーマインド
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最悪と最高の違いを語れる人類は
類いまれている

ため息と深呼吸は
風船を膨らませる時

同じ空気を出すからだ


五次元の数学は
地球で言う所の

小学校の低学年の
道徳とよく似ていて

それは大人が最も苦手なものであると同時に
ピーマンが苦手な子供の周波数を帯びている


自由がどんなものであるのかを
僕たちは知らない

不自由であることさえも自由であるなら
星はどんなに輝き、風はどんなにも気持ちがよいのだろうか


命は終止符ではなく、持ち物である
君のポケットの中にあるビスケットみたいなものだ

それは粗末でないけれど、その全てではない
ただ甘くて懐かしく、哀愁に満ちたものだ


普通に無欲なら、普通に欲深いんだ
特別に作られた君の涙を僕は愛してる

それは否定を必要としない
僕たちの象徴だ


何かが終わったなら、どんな風に終わったか
僕に教えてくれないか?

君がそれを終わった後に話すのは
まるで宇宙の終わりの壁の向こう側を
アイスピックを持って掘ったら、
どうなるのかという会話を
僕と笑いながら話しているようなものだから


どうにもならないことが
この世界をどうにかしたことがあるの?

僕は本気で笑いながら君に言うよ


どうにかした事があるのなら
それは僕が笑って、君に話しかけたことくらいだから

2022/09/04 (Sun)

[1566] ドーナツと笑顔
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笑顔はドーナツが好きだ


これは普通の告白で
琥珀色の告白だ

駄洒落とじゃれるくらいのもんさ
何がと言えば人生が


荷物は軽い方がいい
楽しい方がいいみたいに


つまんない方がいいのは
我が儘だよ

肩を揉んであげるから
そこに座ってよ


プロじゃないのに
プロみたいに

君の肩に
肘を突き立てて笑うよ


ドーナツは買い忘れたけど
目を閉じてよ、ドーナツの味がするから

2022/08/03 (Wed)

[1565] 自由作戦
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真夜中のブランコが
風に吹かれたら連絡をしてくれ

その時上を見上げれば
星が満天だ


そしたら次は、お前に合図する

初恋の時に見た自動販売機の光りの
淡さを想い出してくれ

親の背中と、お前の切なさに
集中するんだ


初めて貰った給料の使い道を
或いはその使い方に

想いを寄せるんだ

そして、そんなどうでもいいことを
ゴミ箱に捨てる

そうしてみてくれ


出来るだけ広い
砂浜に向かうんだ

それが無理なら想像してくれ

そこに沈む夕日を
眺めるんだ


それが美しいなら
それでいいし

それが悲しいなら
それはもっといいし


どれでもないなら、それが自由で
それ以外も、自由だ


その後、俺たちは
自由を持ち合って、ここで落ち合おう

2022/07/25 (Mon)
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