詩人:EASY | [投票][編集] |
努力の先にあるものが優越感なら
そんなものいらないだろ?
君が君である為に
必要なものは何もない
そうしなければ、そうならないみたいな
弱肉強食に属した
脳が発する恐怖を煽る
プロパガンダに耳を貸すべきじゃない
君が君でいる事に
君に勝てる者はいない
何かをしなければ
自分が自分に慣れないと言っているのは
今、流行りの
プロパガンダとおんなじだ
戦争よりもずっと根深い
プロパガンダが
あるって事を忘れちゃいけない
自分らしくいる為の努力なんて
何もない
それは本当の愛と
自由の意味を語る為の
基本的な知識だ
人類はまだ子供だ
物理的な戦争の
プロパガンダに明け暮れる
それを知らない子供だ
か弱き、だが愛すべき
子供だ
詩人:EASY | [投票][編集] |
自由は風と仲が良くて
毎日寄り添っているよ
まるで猫の香箱座りのように
可愛く手を畳み
お腹を空かしているんだ
僕は撫で方だけは
教わりたくない
どんな風に撫でるかは
僕が決めるんだ
頭の上と、顎の下を撫でるのは
本能よりずっと素直な
笑顔の理由なんだ
それは、野原が好きな理由と
ものすごくリンクしている
将来の夢なんて
語らせないでおくれよ
今日、笑う理由さえも
僕は持っていないんだから
詩人:EASY | [投票][編集] |
真実を情報から得ようとしてはいけない
真実は情報にはないからだ
根本的な話しをしよう
貴方が愛するとき
情報に頼るだろうか?
愛は情報ではない
愛するとき、愛するから、愛するのだ
愛は学ぶ必要さえなく
漂っているんだ
詩人:EASY | [投票][編集] |
全てが思い通りにいく事が
不満のない状態なら
全てに不満がないことは
思い通りにいく事だ
気づきとは
そういうものだ
自由とは
愛されることではなく
愛することなのだ
それは響きからして
そうなのだ
咲かない花への不満より
枯れた花への感謝を
この星は酸素よりも
ずっと必要としている
詩人:EASY | [投票][編集] |
幸せの為に
何かをしようとするけれど
何もしないことが
幸せだったりするから
僕たちは
争ったり平和だったり
喜怒哀楽してみたり
言ってしまえば生まれてきたり
死んでみたりもしてるんだ
詩人:EASY | [投票][編集] |
木漏れ日に反射する
ほんの小さな微笑みは
命の岸辺の対岸に
僕たちを連れていく
君の放った憂鬱は
大砲よりも的確に
僕の胸に突き刺さる
情報みたいに蔓延った
煙を眺めている僕ら
詩人:EASY | [投票][編集] |
そう思うことだけが真実だ
それは確固たるものではなく
そう思う時にだけ
そこにあるものだ
真実は白と黒ではなく
子供が好きなぬり絵の様に
自由と握手をしている
首を前後に振りながら
歩く鳩が
平和の象徴なのは
彼等の行為に
悪意がないからだ
そして星は善意もなく
晴れた日には
美しく光るのだ
まるで笑顔であるかの様に
詩人:EASY | [投票][編集] |
幼い頃に誰もが
かけ間違えたボタンの様に
雨は優しく降っていて
春の寒さに着る服の
着心地の良さに酔いしれる
部屋から聞こえる雨音は
想い出たちと戯れて
出会ったことがある人の
笑顔となって吹いている
幼い時に家に来た
野良猫の鳴き声と
パート帰りの母親の
原付の音が混じり合い
貧しさの豊かさを
僕は知った
幼い頃に誰もが
くつ紐を通し間違えた様に
雨は優しく降っていて
人が優しいときに
優しい理由を
雨音として
歌っているんだ
詩人:EASY | [投票][編集] |
砂場で山を作って
トンネルを掘って
そこに水を流した
その名残を残した
砂場みたいな
春の陽射しだ
恋をしたのは
君にじゃなくて
僕の中にあった
生存本能とは無縁の何か
もっと温かくて
君の笑顔に寄り添うような
目覚めのよい朝に
降り注いだ光りに似てる
何か
どっちでもいいなら
笑うと思う
君の方を見て笑うと思う
そんなこと普通だよ