詩人:EASY | [投票][編集] |
全てが思い通りにいく事が
不満のない状態なら
全てに不満がないことは
思い通りにいく事だ
気づきとは
そういうものだ
自由とは
愛されることではなく
愛することなのだ
それは響きからして
そうなのだ
咲かない花への不満より
枯れた花への感謝を
この星は酸素よりも
ずっと必要としている
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幸せの為に
何かをしようとするけれど
何もしないことが
幸せだったりするから
僕たちは
争ったり平和だったり
喜怒哀楽してみたり
言ってしまえば生まれてきたり
死んでみたりもしてるんだ
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木漏れ日に反射する
ほんの小さな微笑みは
命の岸辺の対岸に
僕たちを連れていく
君の放った憂鬱は
大砲よりも的確に
僕の胸に突き刺さる
情報みたいに蔓延った
煙を眺めている僕ら
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そう思うことだけが真実だ
それは確固たるものではなく
そう思う時にだけ
そこにあるものだ
真実は白と黒ではなく
子供が好きなぬり絵の様に
自由と握手をしている
首を前後に振りながら
歩く鳩が
平和の象徴なのは
彼等の行為に
悪意がないからだ
そして星は善意もなく
晴れた日には
美しく光るのだ
まるで笑顔であるかの様に
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幼い頃に誰もが
かけ間違えたボタンの様に
雨は優しく降っていて
春の寒さに着る服の
着心地の良さに酔いしれる
部屋から聞こえる雨音は
想い出たちと戯れて
出会ったことがある人の
笑顔となって吹いている
幼い時に家に来た
野良猫の鳴き声と
パート帰りの母親の
原付の音が混じり合い
貧しさの豊かさを
僕は知った
幼い頃に誰もが
くつ紐を通し間違えた様に
雨は優しく降っていて
人が優しいときに
優しい理由を
雨音として
歌っているんだ
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砂場で山を作って
トンネルを掘って
そこに水を流した
その名残を残した
砂場みたいな
春の陽射しだ
恋をしたのは
君にじゃなくて
僕の中にあった
生存本能とは無縁の何か
もっと温かくて
君の笑顔に寄り添うような
目覚めのよい朝に
降り注いだ光りに似てる
何か
どっちでもいいなら
笑うと思う
君の方を見て笑うと思う
そんなこと普通だよ
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世界は価値観で
形作られている
これは言うまでもなく
真実だ
支配は行うものではなく
されるもので
される者だけが
それをする者でもあるのだ
子供の笑顔は愛に属し
大人の争いは幼稚である様に
反比例した法則は
量子論を裏付ける
核爆弾で奪われないものを
議論する様になれば
大人達は少しだけ
大人になったと言えるのだ
自由が支配の敵ならば
風は自由の味方だろう
命よりも大切な話しをすると
地球人はしらけてしまう
でもそれは
否定よりは疑問であって
それが唯一の救いだろう
君が笑うジョークを
僕は考える
余命一秒だとしても
それくらいのものは
それくらいの威力を持つから
僕たちは生きている
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情報の爆撃は
僕たちに突き刺さり
僕たちの優しさは
花を咲かせる
白と黒とが混ざりあい
命の支配の雨が降る
優しいジョークの能力は
IQよりも高く
僕たちの手を
雲まで届かせる
お腹を空かせた子猫の
抱きしめ方を
教えてもらうなんて
僕たちは、必要としないよ
抱きしめ方ぐらい初めから
知ってるから