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忘れたら分かることがあるんだ
それは夕日とリンクして
海の上に輝いて、綺麗に見える
ぽっかりと口を開けたみたいに
雲は形を整えて
その隙間から愛を注ぐんだ
冬に想像する春は悪気ない
でも人々は世話しなく
信号無視をするくせに
辛い顔を隠す様にして
流行り病の名目のもと
マスクで顔を隠している
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T路地に差し掛かり
右に曲がる僕を
誰が否定出来るだろうか?
僕でさえどうにも出来ないことを
僕が許した時、神さえ僕にひれ伏する
君が君である為の法則は
僕を押し退け、神を押し退け
最後には君さえも押し退けて
宇宙で唯一のものが君の中に在ることを
教えてくれるんだ
間違えることがあるなら
間違えたと思う君にしか
それは達成できない
こんな単純なことを知る為に
僕たちは生きている
何よりも愛らしい瞳を
携えながら
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黒は白とのセットであって
裕福貧困ドローであって
勝ち負け味わい経験ありき
空っぽだから注げるコップ
思い通りに行かないことは
思わず通りに行く自由
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君と初めて出会ったのは
上手く笑う為の練習場だった
駄々っ広いコートの真ん中で
夏の太陽に照らされながら
君と出会った
声帯を震わせて話す気はなく
笑顔と哀愁の方程式で
僕らは会話した
夢の中で見た夢くらいに
曖昧な記憶の中で
僕たちは恋をした
ノスタルジックも色褪せるほどの
それの中で、君と手を繋いで歩いた
白黒より白黒な世界は、何よりもカラフルに
僕たちが知る、本当の愛みたいに
キラキラとしていた
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命はほどけやすい
リボンみたいに
結んであるんだ
その箱を開けてみると
空っぽな光りが
君を抱き締める
頑張るのは人間の趣味で
笑うのは君の趣味だ
星の見えない都会に見える
ずっと遠くの小さな星は
その輝きを優しさにして
僕たちを嘘みたいに、抱き寄せるんだ
夢ならいいと思う?
これは夢だよ
記憶した時系列は曖昧に消えてしまう
ほんのりと
その香りだけが残される様にして
ほどけやすいリボンみたいに
何よりも美しく
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人は人として
人を憎み、人を愛する
ただそれだけのことに
生きてる意味があるから
ただそれだけのもに
途方もない価値がある
いつか死ぬから、生きてごらんよ
送り出された僕たちは
それを星みたいに、眺めようとしているんだ
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何か果てしないものが
あるんだ
風の吹き場所みたいに
曖昧なくせに
じゃなきゃ吹かれない風のように
絶対的なものさ
君は笑う為の
筋肉を備えてしまったのさ
これが進化論
そんなの、ダーウィンじゃなくてもいいよ
昨日の事を忘れてしまったら
今日はよく寝れるね
そしたら明日は楽しみになるよ
何も変わっていないのに
明日は変わる
だからカレンダーなんか
いらないんだ
本当は時計だっていらないよ
ただ、これはゲームだから
その為にそうしてるだけさ
忘れそうなら窓を開けなよ
今日は幾分、秋の風が気持ちいいから
その風は何処から吹いてると思う?
僕にも君にも分からないし
なんか変な科学者にも
きっとよく分からない
でもね、なんか果てしないものがあるんだ
風の吹き場所みたいに曖昧なくせに
それが吹かなきゃ吹かれることのない
風みたいに
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空っぽな空き缶
こんな表現は詩に適している
言葉の適切性を撃ち落とす為に
核の使用は許されるべきだ
自由に対してはもっと開かれるべきで
それはそうである事の可能性を全て受け入れる
善悪は全て、滑り台みたいに
スリルに満ちている
曇りと雨の境界線は曖昧だ
それより少しだけ、人間が決めた境界線は曖昧だ
例えば、塩ひとつまみじゃ足りない時に
指にまとわったその塩を絞り出す様なものだ
そんなことの為に
僕は生きているんだ
いや、そんなことの為に君を愛しているんだ
どっちだか分からないくらいの方が
いいこともあるんだ