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君は仕事に熱心だ
良くも悪くも熱心だ
君は金になんちゃらだ
良くも悪くもなんちゃらだ
才能とか努力とか
大体そんなことを言う
子孫に残す何かとか
法律の話しとか
節約の方法か
恋する為の方法や
あらゆる分野のテクニック
春の昼間のピクニック
色々分析した上で
それでも僕は恋をする
それでも分析する僕を
僕はとても大嫌い
それくらいに跳ね飛んで
僕は君が大好きだ
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物理学者と哲学者が
机を挟んで対峙する
その斜め後ろでは
経済学者も待機する
その更に右下の方では
その妻たちが対峙する
その更に正面から見て
少し左側の方では
その妻たちが作る
スクランブルエッグが見えて
その味を吟味したい僕は
その更に右側に位置して
それ故の温かさに
酔い知れようとしている
西陽が好きな人間だ
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風は静けさと共に
この部屋に同居して
僕はそれらを取り繕い
ほどけやすそうに結んでいる
外に向かって膨らんだ
真っ黒なカーテン
いつもは僕の足に触れ
イライラするのに
そうであればあれで
なんだか寂しい
不老不死が空しいことと
同じじゃないか
全てがうまく行ったら
愛することが出来ますか?
風は静けさと共に
そう言った
形のあるものは
いつか朽ち果てる
「ずっと一緒にいたい!」
「永遠はないの!」
それなりのことは
それなりの意味で
それなりに秘密に
僕たちはしている
外に向かって膨らんだ
真っ白な僕ら
そうであればあれで
なんだか愛しい
時は静けさと共に
この星に同居して
神はそれらを取り繕い
ほどけやすそうに結んでる
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欲に駈られる人間達を
僕が好きな理由は
10回に3回打てば
良いバッターである理由と
ほとんど同じだ
晴れた日に空が青いのを
僕が好きな理由は
監督が出すバントのサインが
普通過ぎるのと
ほとんど同じだ
どうしようもないのに
君が好きな理由は
ワールドシリーズ第7戦で
サヨナラボークをする理由と
ほとんど同じだ
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幻影が顔を出し
こっちを向いて笑ってる
その、こちら側では
命を肥やしにして
人々が
畑を耕している
空の美しさは
空前絶後であり
限界まで達した
表面張力のように
その瞳は潤っている
紀元前から続くジェスチャーは
まるでゲームのように
僕たちを虜にして
幻影に顔を出し
そっちを向いて笑ってる
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本当は分かっていたって
そんな素振りは見せない
我慢比べを
しているだけさ
そこにある
ほんの少しの木漏れ日に
僕は恋をする
春の癖に生意気に
寒かったりする今日は
たまの休みに歯医者に行って
歯を抜いたりしてる日だ
今日は、お酒と入浴は
どうか、控えてくださいね
先生はそう言った
僕は僕らしく
入浴は避け、お酒は飲んだ
君のことが好きなのに
それを避け、君を好きでいる
いつもの僕と
同じことだ
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君のことを
好きでいてもいいですか?
閻魔大王みたいな奴に
僕は呟いた
ダメって言われたって
僕は好きでいるつもりだけど
いいって言われたとしても
どうしていいか分からない
僕に分かっていることは
君を好きになったことを
とても幸せに
思うことくらいだ
だから
君のことを好きなことは
僕にとっての
永遠の秘密であり
宇宙全体にとってさえ
永遠に秘密だ
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僕たちをパズルに例えるのは
何かしらにとって丁度いい
僕たちは、何かしらが作り上げた
何かしらのピースなのだ
たったひとつのピースが
足りないだけでも
眉間にシワを寄せるんだ
それは
君がよくすることだ
君がそのピースに
ハマればいいだけなのに