詩人:EASY | [投票][編集] |
僕たちは
わがままだ
心配をするくらいに
ずっと大切に
小さく温めているものの
儚さを
認めようとしないんだから
この花は明日枯れるよ
君みたいに美しくて
儚いから
泣くの?
そうだね、わかるよ
僕は思う
それが美しくなくて
何が美しいのかって
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僕は基本的には
何も言わなくて
長い目で見れば
ほとんどのことは許す
変わり者だと言うのは
僕にとっては
誉め言葉だけど
君が望むなら
共感をしたりする
煙草を吸うのは
やめる理由がないだけで
飯を食うのは
時々腹が減るからだ
死ぬのが恐いと思うのに
いつか死ぬと思うのは
僕だってそれなりのことを
考えてるからだ
新入社員に
そんな話しをしないのは
僕にとっての常識は
一応あるからだ
沈む夕日に
君への想いを
重ねたりすることも
あったりするのに
君にそれを
伝えないのは
恥ずかしいのと
愛しいのを
足して2で割ったのよりも
ずっと深遠で
ずっと謎めいて
ずっと大切に
しておきたいからだ
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っていうことは
人の役に立ちたい
そんな、希望に満ち溢れ
神は、神に就職した
っていうところかな?
これは、割とストレートな
皮肉だ
すると、神様は社長で
地球は、ブラック企業になる
家畜が作物を荒らすと
会社の儲けが減り
人間が住めないと
会社の存続が危ぶまれ
少し良い会社なら
社会全体のことも考えるけど
生命が住めないと
経済そのものの破綻を意味し
それは、自然破壊だと糾弾するのが
関の山だ
酸素がない星を
こっちの都合で
死の惑星だと
呼んでいるんだ
僕たちは
神様じゃないから
何が人の為になるのかなんて
分からない
でも本当は
神様は、社長じゃないから
倒産なんてしないし
酸素がないくらいで
死の惑星なんて呼ばないし
人の役に立とうなんて
思ったりもしない
もう、全て知ってるからだ
そんなことするのは
何も知らない
僕たちの方だ
僕たちが本当に
知ることが出来るのは
何も知らないことと
知っている様に見える
この世界さえ
愛の中にあることだけだ
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春になると
寒暖差が激しいので
着る服に迷う
朝は厚着でも
帰りは薄着だったりして
帰りの薄着が
寒かったりもする
それくらいのことで
失敗したと思うこともあれば
それくらいのこと
何でもないと思う時もある
君にどう思われてれるのか
気にする時もあれば
気にすること自体が
どうかしてるとも思う
死ぬ訳じゃないんだし
と言う決め台詞だって
生死に縛られてる
不自由だと思ったりするのに
ちっぽけな僕は
例えば君に
妬きもち何かを
妬いてみせたりもする
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幸せになると、どうなるの?
純真無垢な笑顔を見せて
天使は、そう言った
そうだね、よく分からないけど
笑顔になるんじゃないかな?
疑心暗鬼な笑顔を見せて
僕は、そう言った
そうなんだ、笑顔って何?
笑顔で天使は、そう言った
僕は、何も言わずに
よく分からないけど
笑顔になった
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何がどうなれば
いいですか?
善悪でもなく
優劣でもなく
それはもう欲望だ
本当のことを言えば
欲望でさえ
善悪でもなく
優劣でもない
すれ違う人達は
何処かに歩いているし
僕だって同じように
何処かに歩いている
たとえ、それが
目的であろうがなかろうが
善であろうがなかろうが
僕たちは歩く
人は皆
その眼差しを持って
何処かを目指している
たとえ、それが
風上であろうが
風下であろうが
地図に載っていようがなかろうが
他人事のように素っ気なく
当たり前のように親密に
善悪でもなく
優劣でもなく
歩いている
何がどうであれば
いいのかを
か弱き子羊の様に
とても愛らしい眼差しで
放牧している
そこにないのは
何かと何かではなく
そこにないのは
罪だけだ
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お金は好きですか?
嫌いではないけど
言うほど好きではない
人は好きですか?
好きではないけど
言うほど嫌いではない
好きなものはありますか?
どちらとも言えないけど
あったらいいとは思う
自分のことは好きですか?
君のことが好きなので
自分のことは分からない