詩人:EASY | [投票][編集] |
大安売りの旗を
風がなびかせて
曖昧な案配に
事をなびかせている
懐かしいことの半分は
日曜日に起きて
その更に半分は
僕の休日だ
太陽の光りは
僕に断りを入れて
その光りを
半分くらい強くして
その更に半分の憂鬱が
大安売りの旗を
なびかせている
詩人:EASY | [投票][編集] |
それはただ
跳び跳ねる
笑いながら子供がする
縄跳びみたいに
それはただ
眺めてる
時々遭遇する
飛行機雲みたいに
それはただ
そうなんだ
君が君らしく
いるかのように
詩人:EASY | [投票][編集] |
人間と言われるものに
悪行と言われるものを
自然と言われるものに
重ね合わせ
異常気象が何だとか
言ってみせる学者たち
あなた達は地球から
生まれたか弱き存在だ
人間と言われるものに
苦悩と言われるものを
宇宙と言われるものに
重ね合わせ
幸せが何だとか
言ってみせる覚者たち
あなた達は存在から
生まれたか弱き存在だ
詩人:EASY | [投票][編集] |
昼間に降りしきる雨
部屋にある
一番小さな窓を開けて
その光りと雨の音で
この部屋を満たす
時おり吹く突風が
丁度よく、それをかき混ぜて
ある特定の記憶には属さない
懐かしさを演出している
家の前の街道を走る車が
水しぶきをあげる、その音は
それぞれの淋しさや
それぞれの喜びや
それぞれの
あらゆるもののように
僕の心をすり抜けて
沈黙の様に響いている
詩人:EASY | [投票][編集] |
包まれている
僕たちは
否応なしに
包まれている
僕たちは僕たちの
許可なしに
恐れることは
できない
そのことを少し
分かってみせるのは
難しいけれど
君が君でいることは
簡単なはずだ