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人々は目的がありそうに
話しをしていて
人々は希望がありそうに
笑っていて
人々意味がありそうに
先を急いでいる
僕はあまりにも
思うので
悪ければお金話しを
普通なら天気の話しを
良くても愛の話しをして
臨場感を失くしてる
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信号無視
青で渡らないのが
僕の基本的な
信号無視だ
急ぐ必要もないし
そうである必要もない
そもそも必要としてるものを
必要とは、していない
君は少しだけ
目を吊り上げて
愚痴を言う
僕は少しだけ
目を吊り下げて
それを聞く
そうやって、少しだけ
分かり合えたと思うのだから
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ハイライト吸ってるんですか?
うん、そうだよ
結構、多いんですか?
20本
いや、そうじゃなくて
周りで、吸ってる人
あー、そっちか
結構いる
数字で言うと?
25歳
あー、はい
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見えない膜に覆われた
僕たちの秘密
人差し指で唇を
十字に切る
可視光的にはピンク色の
少女が好む色で
目線的にはやや下で
表情的にはやや上だ
薬よりは毒寄りで
恋よりは愛寄りで
抱きしめる為の腕力を
数値化している資本主義
それに比べたら
ずっと僕寄りだ
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光らない蛍を見て
君は泣いた
肉体を持つ悲しみは
姿の見えない
鳥の鳴き声に似ている
今日のこと以外は
まるで昨日のようで
断片的な経験は
解読出来ない記号のようだ
仄かな香りを頼りに
僕らはそこを探してる
それは
何処にもなく
僕たちの隙間を
ぴったりと埋めているのに
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くっきりとした幻影に
浮かぶ静かな飛行機は
必要のない黄昏を
夕日と仲良く醸し出す
信号待ちをしてる時
隣で眺めた少年は
必要としてる感情を
夕日と仲良く醸し出す
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全部、思い通りになったら
きっと、切ないから
君が持つ不満は
ぬいぐるみ、みたいなものだ
飴玉に手を伸ばす
子供みたいな無邪気さで君は
はっきりと、言ってしまう
うまく、いかない
うまく、いったらどうするのかなんて
恥ずかしくて、言えないし
うまく、いったら空っぽになるなんて
怖くて、考えたくもないくせに
ため息と深呼吸を区別するのは
僕たちの癖だね
そう
思い通りに
ならなくて良かったんだ
僕が君の話しを
いつまでも聞いてられるのも
君がずっと話し続けられるのも
何ひとつ思い通りに
いかないことが
くれた飴玉みたいなものさ
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降りそうで降らない雨は
優しさと切なさの
心地よい距離感だ
僕たちの距離感も
微妙なものにさせている
君に差し出した傘が
君の為に差し出した傘なのか?
僕の為に差し出した傘なのか?
晴れそうで晴れない空みたいに
それは、はっきりとしない
晴れは愛過ぎて
雨は恋過ぎる
降りそうで降らない雨
その微妙な距離感で
僕らは微笑みのように
優しくすれ違ってる