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EASYの部屋  〜 新着順表示 〜


[1295] 半分な風
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大安売りの旗を
風がなびかせて

曖昧な案配に
事をなびかせている


懐かしいことの半分は
日曜日に起きて

その更に半分は
僕の休日だ


太陽の光りは
僕に断りを入れて

その光りを
半分くらい強くして


その更に半分の憂鬱が

大安売りの旗を
なびかせている






2018/03/11 (Sun)

[1294] 笑み
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それはただ

跳び跳ねる


笑いながら子供がする
縄跳びみたいに


それはただ

眺めてる


時々遭遇する
飛行機雲みたいに


それはただ

そうなんだ


君が君らしく
いるかのように

2018/03/10 (Sat)

[1293] もの
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人間と言われるものに
悪行と言われるものを

自然と言われるものに
重ね合わせ

異常気象が何だとか

言ってみせる学者たち


あなた達は地球から
生まれたか弱き存在だ


人間と言われるものに
苦悩と言われるものを

宇宙と言われるものに
重ね合わせ

幸せが何だとか

言ってみせる覚者たち


あなた達は存在から
生まれたか弱き存在だ


2018/03/09 (Fri)

[1292] 
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愛する人を愛する為に
僕たちは生きて

愛さない人を愛さない為に
僕たちは生きて


すべてのものを愛する為に
僕たちは死んでいく

2018/03/08 (Thu)

[1291] とんだ自由
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どんな手を使っても

いいんだ


どんなルールも

存在しない



どんなゴールも

存在しないから

2018/03/08 (Thu)

[1290] 誰も
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何が嘘なのかなんて
誰も知らない

何が本当なのかも
誰も知らない

誰も知らないことすら
誰も知らない

2018/03/07 (Wed)

[1289] 雨と風
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昼間に降りしきる雨


部屋にある
一番小さな窓を開けて

その光りと雨の音で
この部屋を満たす

時おり吹く突風が
丁度よく、それをかき混ぜて

ある特定の記憶には属さない
懐かしさを演出している


家の前の街道を走る車が
水しぶきをあげる、その音は

それぞれの淋しさや
それぞれの喜びや

それぞれの
あらゆるもののように

僕の心をすり抜けて

沈黙の様に響いている





2018/03/05 (Mon)

[1288] イージー
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包まれている

僕たちは
否応なしに

包まれている



僕たちは僕たちの
許可なしに

恐れることは
できない



そのことを少し
分かってみせるのは

難しいけれど


君が君でいることは
簡単なはずだ



2018/03/04 (Sun)

[1287] 言う
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人差し指と親指で
軽くリボンをほどく


その箱はトータルに
適度なものだ


その大きさ
その重み

その色からその形

何処を取っても隙がない



実際に開けて見せたなら
そこには何もなく


空っぽだ



だから何だと言われれば
何でもないもの

ではあるが


それが何だと言われれば

それが愛だと言ってみる



2018/02/25 (Sun)

[1286] 行為
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それなりに歩いてみる

足はちゃんと動いているのか?
手はちゃんと振れているのか?

それらはちゃんと
交互に交差しているのか?


それなりに奇妙な感覚を
帯びながら

僕は、これらを行うのだ


歩き疲れたら
座るのだが

座るために必要な筋力の加減と
座るために必要な椅子の様なものを

照らし合わせる為に必要な思考が

ただそれを

行っているのだ


2018/02/24 (Sat)
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