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知っているのは
不幸の数と
大まかに見て
ネガティブだ
知っているのは
不満の訳と
大袈裟に言えば
プライドだ
知らないことは
幸せと
知らないことを
知れないことだ
知ってることが真実だとは
誰も決めていないのに
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孤独じゃないことを
僕たちは認めない
手の鳴る方へ
向かう鬼の様に
もう、いいかい?
もう、いいよ!
最初は、そうやって
意気込んでいたのに
誰にも見つからない場所に
隠れてしまった僕たちが
愛しくない訳がない
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人々は目的がありそうに
話しをしていて
人々は希望がありそうに
笑っていて
人々意味がありそうに
先を急いでいる
僕はあまりにも
思うので
悪ければお金話しを
普通なら天気の話しを
良くても愛の話しをして
臨場感を失くしてる
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信号無視
青で渡らないのが
僕の基本的な
信号無視だ
急ぐ必要もないし
そうである必要もない
そもそも必要としてるものを
必要とは、していない
君は少しだけ
目を吊り上げて
愚痴を言う
僕は少しだけ
目を吊り下げて
それを聞く
そうやって、少しだけ
分かり合えたと思うのだから
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ハイライト吸ってるんですか?
うん、そうだよ
結構、多いんですか?
20本
いや、そうじゃなくて
周りで、吸ってる人
あー、そっちか
結構いる
数字で言うと?
25歳
あー、はい
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見えない膜に覆われた
僕たちの秘密
人差し指で唇を
十字に切る
可視光的にはピンク色の
少女が好む色で
目線的にはやや下で
表情的にはやや上だ
薬よりは毒寄りで
恋よりは愛寄りで
抱きしめる為の腕力を
数値化している資本主義
それに比べたら
ずっと僕寄りだ
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光らない蛍を見て
君は泣いた
肉体を持つ悲しみは
姿の見えない
鳥の鳴き声に似ている
今日のこと以外は
まるで昨日のようで
断片的な経験は
解読出来ない記号のようだ
仄かな香りを頼りに
僕らはそこを探してる
それは
何処にもなく
僕たちの隙間を
ぴったりと埋めているのに