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EASYの部屋


[1096] 名もなきそれ
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僕は大切なものを
いつも握りしめている


それは
僕が人生の中で

涙を流す理由の様なもので


僕が人生の中で

笑った理由のようなものだ



僕の胸には
いつもそれが秘められている


それは
僕が人生の中で

誰かに恋をした理由のようなもので

僕が人生の中で

感謝した理由のようなものだ



僕は大切なものの熱で
温度を保てている


それは
僕が人生の中で

眺めた満天の星空となって

僕の人生の中で

地平線に沈む夕日となった




僕は大切なものを
いつも握りしめている


それが何なのか?
僕は名前にはできない


確かなことは

この花の美しさがそれを

見せてくれてることだけだ

2011/04/14 (Thu)

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