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EASYの部屋


[1141] 世界の眺め方
詩人:EASY [投票][編集]

色んなことをこの僕が
決めざるを得ず

決めている

誰かの思うことだとか
感じることさえ決めている


きっと

悲しんでるに違いない
怒っているに違いない

嫌っているに違いない
愛してくれているのなら

それはそうかも知れないと


こんな風にしてこの僕は

色んなことを決めている


何が正義で悪だとか
何が本当で嘘だとか

空がどんな風だとか
それが在るのか無いのかも


すべてを僕が決めている



いったいこの世界を
僕はどうするべきだろう?



でも本当はそんなこと
どうでもいいことなんだ


そんな下らないことに
僕は今さら気がついた




どうするべきかということさえ
何処にもありはしないんだ


だってそうだろ?


世界のすべてをこの僕が

決めざるを得ず
いるのなら




僕は猫の様に注意深く
それでいて安らかに

眠るような生き方で
世界を遊ばせて行くだけだ

それは好きなように
軽やかに

廻ってくれるだろう



僕はもう何も決めない事にした

その美しい眺めを

妨げるだけだから








2013/12/22 (Sun)

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