ホーム > 詩人の部屋 > EASYの部屋 > 夏の空

EASYの部屋


[1350] 夏の空
詩人:EASY [投票][編集]

ぼんやりとした盆踊り

遠くで光る虚ろな影は
金魚すくいに救われる


未成年の少女たち
浴衣を着て微笑んだ


焼きそばを売るおじさんは
冬は僕の友達だ


花火が上がってしまうのは
男と女がいるからだ


それが終わってしまうのは
いつかみんな死ぬからだ


それでも僕らが生きるのは
綺麗な夜空があるからで

それでも死んでしまうのは
それを逸らしちゃいけないからだ


2018/07/06 (Fri)

前頁] [EASYの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -