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EASYの部屋


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良い事と
悪い事の区別を
子供の時に理解して
立派な大人になれるなら

僕達人間の
想像力や感受性は
高い知能に飲み込まれ
感じる事は悪になり
考える事は無駄になり

良い悪いのマニュアルが
人の価値となってしまう


プログラム通りでいいなら
精密な機械のように
僕達の知能は
そこに費やされていく

人間より優れたコンピューターを
人間は作れるほどになったけど

コンピューターが
人間より優れてるのは
計算の早さとか
ミスのなさとか
一度良い悪いを覚えたら
もう
悪い事はしないとか
気持ちじゃなくて
知能みたいなものだから

優れてるのはそこだけで
心を持ってる人間は
コンピューターじゃ作れない


なのに気が付けば
僕達人間は
二足歩行するほどに
発達した知能を掲げ

コンピューターを目指したような
プログラム通りのような
二足歩行に反したような
歩き方になりそうだ


だからきっと

良い悪いよりは
好き嫌いで始まって
色んな事が経験出来る

好き嫌いは正直で
嘘じゃないから身にしみる
きっとそれが経験だけど
知能は知識を詰め込む場所で
経験は心だけがしてくれる
ありがとうやごめんなさい礼儀じゃなくて
書き方じゃなくて
その気持ちは
心の中しか経験出来ないはずだから

いい経験があるように
何事も
悪い事とは言いきれない


あいつが悪いと思っても

あいつの気持ちを知ったなら

何も知らない俺も悪かった
そんな事もあるくらい

心は
答えを探すより
理解の方が適した場所で
人間みんな
生きものみんな
すべての誤解が解ける場所
満天の夜空みたいに広い場所

発達した知能を使いこなそうとしても

心を咎めてしまったら

僕等は知能に囚われる



二足歩行するほどの
知能より

溢れ出すほどの
涙を流す僕達で


良い悪いの形より

気持ちがあっての僕達だから

2007/09/21 (Fri)

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