詩人:樂水楼 | [投票][編集] |
故に言靈は煌めいて
御魂(マブイ)を導く
燭に生り逝くの・・・
遥か彼方に見える、
水平線
皆そこから産まれ
還り逝くの・・・
今は、還らぬ
追憶の日々・・・
儚き想いが
脳裏をよぎる・・・
それは、まるで
泡沫の夢のように・・・
果てしなく続く
輪廻の旅路を
歩み続けるなら
私は、貴方の為に
標と成って
貴方の為に
祈り続けるの・・・
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小高い丘の上
何時の間にか夢を見て居たの・・・
そう
貴方の姿と聲がすぐ傍の私の元へ・・・
遥か海より天空に架かる虹の橋
七色の雫は、輝きながら
優しく降り注ぎ
大地を彩るの・・・
丘の上に広がる草原の海
軟らかく穏やかな日差し
そして懐かしい聖詩謳の旋律と奏でられる謳聲・・・
約束の楽園
満たされた日々
貴方に逢えるの・・・
日々の優しい祈り
貴方の元へ・・・
木々に囁く海陸風
天空へ舞い上がる想いは、夢の舞台へ・・・
そしてさざめき合い
重ね逢う刻の流れと
想いの数々・・・
そう、何時も一緒
柔かに包まれる
貴方の温もり
雲の形と淡く重なるの
やがて眠りから覚め
唇が優しく触れて
人は皆、何時か知るの
同じ夢を何時の日にか
語られる幾つもの物語
貴方に出会えれば
懐かしくて・・・
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西の空が茜色に染まり
夕の帳が降りる頃・・・
街の窓辺に明かりが灯り始める・・・
そう
それは、家路へと誘う
暖かな光・・・
ドアを開ければ
そこに待つのは、優しい笑顔と大切な人の姿
さぁ、帰ろう
あの人の待つ我が家へ
街に灯った明かりの
一つ一つに笑顔が宿るように・・・
その明かりの下では、
大切な人が貴方を待って居るから・・・
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琥珀の月の輝く天空に
映し出された水面の輝き
鮮やかに咲き誇り
春の風に彩る夢見草の
華の舞い・・・
そよぐ風に
優しく抱かれつつ
白川夜舟に一夜の夢を舞う
一夜のみの泡沫の夢を
想いと祈りで彩り
白き花びらをすべて
薄紅色に染往く
星屑の奏でる幻想曲・・・
月の迷宮に咲き誇る
夢見草は、艶やかに
咲き誇り淡い薄紅色の華びらに舞う・・・
その御手に
温もりを宿す
海陸風と伴にまた
数々の想い数多に
溶かしていく ・・・
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どれだけの刻が流れれば
心繋がるのだろう・・・
何処か寂しげで乾いた笑顔癒せたらいいのにね
哀しみの夜も喜びの朝も
貴方を静かに見守り続ける
貴方が温もりに抱かれ
安息と平安が訪れる
その時迄・・・
窓辺に舞い散る不香の華
純白に染まる静寂の世界で貴方の音色に寄り添いながら・・・
月の雫をグラスに浮かべ
祈りの言ノ葉、紡ぎ往く
哀しみ、苦しみ消え行くように・・・
天を流れる星へと願いを込めて
安息の旋律を貴方の為に・・・
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今、温もりに満ちた
腕に抱かれて安らぎの
涙が零れ落ちるの・・・
そう
貴方は、私の大切な
片割れ、今一つに還るの
今、永い刻の流れの中でやっと巡り逢えたの
これで星達と同じ球体に為れるの
そう元々私達は、球体だったの・・・
甦る過去の記憶
天空の宮殿でのあの約束
天の軌道を辿り再び巡り会う・・・
全てに導かれ
もう一度、お互いを捜しだせたね
宝石を散りばめた夜空
天空の星の輝きは、
地上へと降り注ぐ・・・
魂は、響き合い
そして火と水の還る場所へと還り往くの・・・
そう
今、全ての哀しみ、苦しみから解放され自由に為るの・・・
明日からは、
もう悲嘆に暮れない
もう一度、信じるから
もう何も恐れ無い
天上の星は、私達の温もりで輝きを増し
その輝きを受けた私達はこうして一つに還るから
そう貴方は、私の大切な片割れ・・・
今、一つの球体に還るの・・・
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眠れぬ夜は、月の雫を
グラスに浮かべ星の奏でる旋律に貴方への想いを奏でましょう・・・
遠く貴方の住まう街と同じこの空の下
私の温もりと祈りを
一筋の言ノ葉に込めて
夜明けの刻を待ちましょう・・・
そう
貴方の笑顔を
窓辺に咲く一輪の菫に重ねながら・・・
眠れぬ夜
私は、夜風に身を変えて天空へと飛び立つの・・
そう
祈りの言葉と夢を
遥か為る悠久の大地へ
そして私の温もりを大切な貴方の元へ届ける為に・・・