詩人:樂水楼 | [投票][編集] |
疲れたその体を
私の胸に委ねつつ穏やかに眠りなさい・・・
夜もすがら
守護天使を神に与えられて
静かな刻の流れ・・・
愛しき君よ静かに眠っておくれ・・・
私が夜を撤して君を護るから
貴方を包む温もりは、私の深い愛・・・
誰も君の邪魔は、しない
眠りを遮る事も無いから
愛しき君よ静かに眠っておくれ・・・
私の唄う聖詩歌を子守唄に私の胸の中で・・・
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広い草原の中で一人佇み何かを待って居る・・・
誰かに逢いたいのなら 勇気を出して前に進みなさい・・・
哀しみを止めて
哀しみの雫で濡れた翼ではこの大空は、広すぎるから
今、私は、貴方を誘う風に成る・・・
誘う先は、光輝く風の舞台へ・・・
舞い上がる夢は、永遠 祈りの言葉は、天空と
火と水の還る場所へ
限られた刻は、憎しみや哀しみに使うのでは、無く
喜びや幸せを探す為に使うもの・・・
そして愛する人と刻を紡ぎ新たな光の為に・・・
貴方の歩むその道の先には未だ見ぬ人が貴方を待って居るから・・・
今は、貴方の為に祈りましょう・・・
貴方の心にほんの少しの勇気と幸いの白き羽が舞い降りる事を・・・
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ひとり、ひとりの
気持ちがいつか…
優しく重なり満ち溢れて
動き出す刻の流れ
募りゆく祈り
天空を目指して
解き放たれて未来へ
揺れる想いと
溢れ落ちる涙
一途な祈りよ天空へ
募る想いは遥か
全てを司る主人の元を
目指し永い旅を重ねて
白い輝きを纏う…
認め合う心と
赦し合う気持ちを
そっと胸に宿して
笑顔を太陽へ
重ねた手と手
肌を伝わるぬくもり
拙い言葉でも
語り合う勇気
この想いは遥か
永い旅を重ねて
歩み行く路の燭と成れ
募る想いと
重なる祈り
永遠に連なれ
見果てぬ未来へと…。
満ち溢れる祈りを
その手に集め
導き求める
明かりへと…
向かい合う顔
向かい合う心…
信じ合う想いは
皆の心に…。
私は、静かに天空を仰ぎ
祈り続けましょう・・・
愛する貴方の歩む未来が幸いと安息に満ちた世界で有るよう願いながら・・・
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人の一生は、巧妙な
パズルだから時に迷い戸惑い、立ち止まる事が有るよね
そして困難な道や哀しい出来事が有るね
そんな時は、誰の言葉も届かないかも知れないね
でも心は、貴方に問掛けます・・・。
何故?どうして?
そう心が答えを求めてドアを開いた時
閉じて居た心を開いた時
貴方は、また一歩大人の階段を昇るはず
でもねもう我慢しなくて良いのです
頑張らなくて良いのです
そう
貴方は一人じゃ無いから
立ち止まり空を見上げ雲の声を聞いてごらん・・・
貴方に優しく語るはず
焦らなくても良いよ
私のようにゆっくり歩めば良いと・・・
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満天の星空の海に
浮かぶ小舟に
貴方との語らいの一刻
二人の時間に
月の魔法を掛けて・・・
ずっと解けないように
触れた指先に想いを込めて
温もりに満ちた言葉達は、優しい旋律を奏でながら
夜空に溶けて・・・
信じ合い重ね合う
二人の心は、永遠に
描く未来は、輝きに満ちて
絡めたその手をずっと離さないで・・・
今は、貴方の温もりに包まれて眠りたいの・・・
二人の時間に
月の魔法を掛けて
ずっと解けないように
月の雫に祈りを込めて・・・
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森の隅々まで春の薫りが満る頃・・・
風の精霊の唄う聖詩歌に載って聞こえて来る鐘の調べ・・・
その唄声に誘われるままに奥へ進むと一面、鈴蘭が咲き誇り甘い薫りが鼻を擽る・・・
鈴蘭の薫り漂うその華の下で行なわれて居た
妖精達の結婚式・・・
そう
それは、とても小さな結婚式・・・
菫の華の絨毯の上を進む素敵な二人・・・
木々から零れ落ちる日の光は、優しく二人を照らし
森に集う天使達は、二人を祝福して賛美歌を唄い
華水木の花びらは、
ライスシャワーのように
二人の上に降り注ぐ
やがて
鈴蘭の鐘の鳴り響く下二人は、長久の愛を誓って居た・・・
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駅、それは、出会いと別れの交錯する場所・・・
秋の夕暮れ
プラットホームには、
肩を寄せ合う二人の姿
木々の間から差し込む
軟らかな光は二人を包み
風は、深まり往く秋の調べを奏でる・・・
やがて汽笛と共に定刻通りにホームへと到着する列車の姿・・・
ふと目を移すと二人は、一時の別れを惜しむように互いの温もりを確かめて居る・・・
長年、連れ添った懐中時計は、発車の時刻を告げ報せる・・・
私は、切なさと寂寥の想いを隠すように制帽を深く被りカンテラを高々と挙げ運転手へと発車を促す・・・
オレンジ色に染まるホームに残ったのは、過ぎ去りし刻を惜しむように残る汽笛の音・・・
二人の居たベンチには、但、一雫の涙が全てを語って居た・・・
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但、その心に僅かな
光を携え
その御手には、
温もりを・・・
心奏でる
音色を辿り
求める響きに輝きを・・・
幾重にぞ重なる
刻の流れに
身を委ね
幾つかの
哀しみの中にぞ
心を浸し慈愛の雫は、
大河へと流れ往く・・・
幾つかの
苦しみと寂寥の
心奏でる旋律の中で
募る想いに身を焦がし
何時の日か
そして気付く
本当の笑顔と
温もりに抱かれて
微かに微笑む安息を
心待ちにしながら
宛ての無い
長い旅路を彷徨い続け
何れの日にか小さな
路標を眸に宿す
総ての痛み、苦しみ
哀しみ、喜びを
その身の糧に変えつつ
その御魂が
火と水に還り往く
その日迄・・・
羽ばたく生命の
白き羽を眺めつつ
感謝の気持ちと
僅かな願いを祈りに変えて