詩人:語るしす | [投票][編集] |
帰り道
口ずさむ歌
軍歌
戦いの後
興奮冷めやらぬまま
祖父の武勇伝
「靖国で逢おう」
誓い合う友
死を受け入れた誓い
覚悟を
震える足に傾ける
英霊になりて
英雄になりて
様々な帰路
戦後幾年月
帰り道
急な知らせ
口ずさむ流行りの歌
サビまでまたずして
歩きと共に停まる
帰り道
口ずさむ歌
涙ながらに
突然のさよなら
しわくちゃの喪服で
暗がりに影を落とす
英霊の唄
黙祷
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叫んでも届かないのは誰も居ないから
密室の独演会で叫ぶ相手は私
でも
私にさえ届かない
私が私を消している
やはり
誰も居ない
独りの心地良さにも飽きてきた
明日こそは鍵をあけよう
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人が
気付かず踏み付けたアリ達の怨念に怯える日がきますように
その日を境に戦争がなくなる
家畜の言語が解る日がくれば
良心の疼きに理性を保てないだろう
気付かないふり
知らないふりで
僕と世界は生き続ける
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もしも昨日がやり直せたらごめんなさいより好きだと言おう
外は雨で
昨日の雨よりまた悲しくてこのまま止まずに世界を流して終わりにしてよと
軽く願って重く沈んだ
アイを叫ぶのは
失ってからで
アイを叫ぶのは
夢から醒めて
アイを叫ぶのは
愛に気付いて
終わりに思い出す始まりに君への想いを傷へと変える
愛に満ちてる世界の隅で
失くしたアイを愛で歌う
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廻る世界の真ん中は私
人の数だけの軸
世界は軸だらけ
四次元めは心の中か夢の中なんでもありだ
結論
思考は無限
少し楽しくなってきた
おやすみなさい
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石ころ砕いて砂に成り
その砂砕いて素に成り
その素砕いてノーベル賞
不思議と発見と答えに囲まれ
既に有る物に意味を付け
素へ旅する解剖学
未来は常に過去に有る
有ると思います。
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惹かれ合う必然の凹凸
命を紡ぐ為の遺伝された
ダンス
プラスとマイナス
上と下、光と闇
相対的を必然に
アインさんの考察を途中に挟み
綺麗ごと小難しさを
愛だ倫理だを
知的さを自慢げにひけらかす無性欲な老人達を尻目に本能のお祭り
今夜もベッドは満員御礼
本能だけでよかたったのに知恵の実なんか食べるから